この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
本日もエロ日和なり
第12章 その12 あっ、ココにも長編が☆
「父さんも口下手だけど。あれでも心配はしてるのよ」
俺は涙こそ出はしなかったものの、
心が震えた。
(弱ってるからかな、
なんて思う俺も天の邪鬼だな)
初めての手紙じゃないだろうか。
父親は痩せた背の低い男で、
多弁でもない。
だから面と向かって喧嘩をしたりもなかったし…
男だからそんなものだろう。
大学も自分で選んで住む場所も自分で決めて引っ越した。
「あなたは昔から何もかも自分で決めるから……
私から見れば似た者同士だわね」
「えっ?俺と父さんが?」
「何だか似てるわよ。
不思議だけどね」
「11月に風鈴を贈る人に似てるのか………」
プッと吹き出した。
母親も「そうね、変わり者かもねぇ」と笑った。
母親は一旦外出し大量にポカリスエットを買って戻ってくるなり「早田【ハヤタ】のおばさん宅に寄るのよ、だから今日はホテルに泊まって帰る」と岡山の親戚の名を言い引き上げて行った………
俺は風鈴を枕元に置いて昏々と眠った。。
俺は涙こそ出はしなかったものの、
心が震えた。
(弱ってるからかな、
なんて思う俺も天の邪鬼だな)
初めての手紙じゃないだろうか。
父親は痩せた背の低い男で、
多弁でもない。
だから面と向かって喧嘩をしたりもなかったし…
男だからそんなものだろう。
大学も自分で選んで住む場所も自分で決めて引っ越した。
「あなたは昔から何もかも自分で決めるから……
私から見れば似た者同士だわね」
「えっ?俺と父さんが?」
「何だか似てるわよ。
不思議だけどね」
「11月に風鈴を贈る人に似てるのか………」
プッと吹き出した。
母親も「そうね、変わり者かもねぇ」と笑った。
母親は一旦外出し大量にポカリスエットを買って戻ってくるなり「早田【ハヤタ】のおばさん宅に寄るのよ、だから今日はホテルに泊まって帰る」と岡山の親戚の名を言い引き上げて行った………
俺は風鈴を枕元に置いて昏々と眠った。。