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本日もエロ日和なり
第12章 その12 あっ、ココにも長編が☆
ウラヤマシイ、か。


あっ。俺は唐突に思う。
「じゃあさ、俺が『何でこの人はこうするのか?』って思う人って珍しいか?」

「珍しいね。
極めて稀なんだろうなー。何、美咲って人ではないよね」

「うん。違う……
遠い親戚の、中学生の子。女子。」俺は誤魔化した。

「不登校?」

「………それは、大丈夫だけど。
偽ってる?ような感じ………かな」

「援交とかか?」


「あ、そんな感じ。」


「………実際は大体が家庭問題だったりするんだよ。親子間の役割が逆転しちゃったりな。本人が不満や不安みたいな感情を自覚できないならば、
周りのサポートも大事だろうな。援交とかなら、『皆やってるから』って理由もあるしねぇ」


「メンタルが不安定な感じでは無いんだよ」
俺は苦めの珈琲を舌で転がした。

「じゃ単なる欲求じゃないの」

「…………欲求」


「あれが欲しい、
こうしたい、食べたい、行きたい…。単純な欲求。
生物には皆あるよね」


カチャカチャとスプーンの音を立ててそれぞれ食べる。

「何か気になってさ。
その子のこと。
自分でもどうしたのかなと思うよ」
「…………もしや……」

「もしや?」「恋とか愛とか?」

不釣り合いな言葉が出てきてギョッとした。
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