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本日もエロ日和なり
第14章 その14
帰り、
いつものスーパーへと立ち寄る。

「あっ」
思わず小声が洩れた。

『福士くん似のあの子』が居た。
スーパーのエプロンをつけて品だしをしている。

(あら、店員さんだったのね)
以前から居たのだろう。
馴れた様子で商品の位置を訊ねる客に応対している。

背が高いなぁ…
細いのに、力強そうだわ………

思わず見てしまっていると、
福士くん似が「あ、こないだの…大丈夫でしたか?」と話しかけてきた。

びっくりして「あ、いえ、大丈夫よもちろん」
慌てて目の前で手を振る。
「そうでしたか、
良かった……」ホッと息を吐き笑った。クシャリと破顔して洋子はドキドキする。

恥ずかしさに居たたまれず、
またそそくさとレジへ向かった。
(ずっとみてました……)

夢の中の彼の声がリフレインして、
釣り銭を落とした………
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