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本日もエロ日和なり
第16章 その16
何だったのだ……
よく分からないが、
弁当は助かった。
俺はその日は公園に直ぐ戻って眠った。
翌日、
同じ時間帯に同じ駅の裏道のゴミ箱へ行く。
「あっ。
来た。おじさん、
こんにちはー!
遅〜い、
暗くて描けなくなっちゃうよ〜〜〜」
またあの子がいる。
そしてまた、
弁当を差し出された。
「はいっ、
今日のぶん。
………これでいいですか………」
上目遣いに伺うように見る。
いいも悪いもない。
弁当があれば俺は今日を凌げる。
コクリと頷き、
弁当を受け取り食べた。
食べ終わると、
「今日は膝を抱えて座ってください」
と指示されその通りに座った。
「そのままで居てくださいね」
また、
昨日のように取りつかれたように鉛筆を走らせている。
聞けば学校の帰りだと言う。
「……俺が言うのも何だけど……
こんなヒトと居ていいの?」
久しぶりに2日連続で食べ物に満足し、
声が出た。
「描きたいと思ったから、だからいい」
路肩の石に座り、
スケッチブックに鉛筆を走らせる女子高校生はそうはっきり言う。
よく分からないが、
弁当は助かった。
俺はその日は公園に直ぐ戻って眠った。
翌日、
同じ時間帯に同じ駅の裏道のゴミ箱へ行く。
「あっ。
来た。おじさん、
こんにちはー!
遅〜い、
暗くて描けなくなっちゃうよ〜〜〜」
またあの子がいる。
そしてまた、
弁当を差し出された。
「はいっ、
今日のぶん。
………これでいいですか………」
上目遣いに伺うように見る。
いいも悪いもない。
弁当があれば俺は今日を凌げる。
コクリと頷き、
弁当を受け取り食べた。
食べ終わると、
「今日は膝を抱えて座ってください」
と指示されその通りに座った。
「そのままで居てくださいね」
また、
昨日のように取りつかれたように鉛筆を走らせている。
聞けば学校の帰りだと言う。
「……俺が言うのも何だけど……
こんなヒトと居ていいの?」
久しぶりに2日連続で食べ物に満足し、
声が出た。
「描きたいと思ったから、だからいい」
路肩の石に座り、
スケッチブックに鉛筆を走らせる女子高校生はそうはっきり言う。