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本日もエロ日和なり
第16章 その16
Y公園は、
広大な敷地があり…
駅に近い部分には遊具や砂場、
散歩道がある。
昼間は親子連れもいるみたいだ。
その反対側に小さな山があり、
その山のふもとに沿うように俺たちはテントを張ったり段ボールで囲いを作っていた。
使われていない舞台のようなコンクリで囲われた空間がある。雨や寒気が強い時はそこに集まりしのいでいる。
以前はそこでショーをしたり、
芸人なども来て小さなイベントもあったのだろう。
周囲は木が多く、
冬場は夕方以降真っ暗になる。
小さな街灯が数メートル毎にあるだけ。
俺たちは、
公園の真ん中から向こうには行かないよう一応配慮していた。
たまに、
ボランティア団体の職員だという人が声を掛けにくる。
昼間は足腰が動く者は寒さを紛らわせるためうろうろウロつく。
駅の近くまで行って構内で寝たりする。
夕方になると寝床へ戻る。
―――俺はここに来て居着いてから、
考えることを放棄した。
考えずに1日1日、
居るだけ。
田中さん(仮)・馬場さん(仮)からどこの自販機に小銭が落ちているか、
どこのゴミ箱が残飯が入っている率が高いか教わった。
数人、
年配のホームレスが夏を越せず亡くなった。
(ボランティアの人が発見すると、
何処か病院へ連絡して処置を取るらしい)
最初は恐怖心に駆られたが、
時期を過ぎるとだんだんどうでも良くなったのだ。
広大な敷地があり…
駅に近い部分には遊具や砂場、
散歩道がある。
昼間は親子連れもいるみたいだ。
その反対側に小さな山があり、
その山のふもとに沿うように俺たちはテントを張ったり段ボールで囲いを作っていた。
使われていない舞台のようなコンクリで囲われた空間がある。雨や寒気が強い時はそこに集まりしのいでいる。
以前はそこでショーをしたり、
芸人なども来て小さなイベントもあったのだろう。
周囲は木が多く、
冬場は夕方以降真っ暗になる。
小さな街灯が数メートル毎にあるだけ。
俺たちは、
公園の真ん中から向こうには行かないよう一応配慮していた。
たまに、
ボランティア団体の職員だという人が声を掛けにくる。
昼間は足腰が動く者は寒さを紛らわせるためうろうろウロつく。
駅の近くまで行って構内で寝たりする。
夕方になると寝床へ戻る。
―――俺はここに来て居着いてから、
考えることを放棄した。
考えずに1日1日、
居るだけ。
田中さん(仮)・馬場さん(仮)からどこの自販機に小銭が落ちているか、
どこのゴミ箱が残飯が入っている率が高いか教わった。
数人、
年配のホームレスが夏を越せず亡くなった。
(ボランティアの人が発見すると、
何処か病院へ連絡して処置を取るらしい)
最初は恐怖心に駆られたが、
時期を過ぎるとだんだんどうでも良くなったのだ。