この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
本日もエロ日和なり
第16章 その16
居場所がない、
死ぬことも生きることも困難な人間の溜まり場。。


そういうロクデナシに、
あの女子高校生はなぜ近寄ってきたのだろう………


(………久しぶりに、
物事を考えた気がする)

俺は自分のテントに入って目を瞑った。


―――次の日。
いつものように駅の近くへ向かう。
幸い、
最近は晴れの日が続いており……
寒さは格別強いものの過ごし易い。


昼間は太陽が控えめに照り、
じんわりと日が差す。


「こんにちはっ♪」
ゴミ箱に手を掛けた瞬間、背後から声がする。


「……ああ」

「今日も良いですよね?
はい、今日のぶん……
とお友達のぶん!」
と弁当を3つ差し出す。。

「友達……?」


「あの、おじさんのような人は仲間と過ごしてるって聞いたの。
失礼かもしれないけれど………
良かったらと思って」


礼を言い、俺は一つ食べて残りは持ち帰ることにした。

食べると話す力が湧くらしい。
「きみは何故こんなヒトに話しかけて、
絵を描いてるんだい?」


「………あたしは親が厳しくて。
大学も決まっているけど、絵はずっと好きで本当は美大に行きたかったの。
だけど許してくれなくて……
小さい頃からマンガ絵やデッサン、アニメの真似とか何でもすぐ描いてたんだ。楽しくて。
だけど『絵を描くような人間にはなるな』って。美術部もダメって。
おかしいよね、
『普通の大学に行って普通の会社に就職して、
普通のサラリーマンと結婚するのが幸せだ』っていうの。『将来的に有利になる事は勉強してもいい、
だけれど役にも立たないことは絶対ダメ』だってさ。あと、女の子だから料理とか家事裁縫は全部しろって。

……頭古くて堅いんだよ」
/621ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ