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本日もエロ日和なり
第17章 その17
「ど、どうぞ」
燿大くんに促した。


「あ、うん。ありがとう。……俺、勝手だけれど波留さんに話してからかなり楽になったんだ。
愛美のこと。
結構平気なフリしてたから」

「……そっか。
良かった」

(そりゃ、燿大くんにはキツいだろうな………)

「何か吹っ切れちゃって。どうもありがとう」
律儀にこちらを向き直して頭を下げる。


「何もしてないんだもの、お礼なんて言わないで」


「いや、
俺勝手だと思うし……
そうだ。お礼させてくれないかな」

「え、いいよそんな事まで」


頼む、気が済まないから………
と押された。
結局その日曜、
一旦自宅に帰ってから再度集合し、食事を奢ってくれることになった。


夜7時に、
駅の近くの居酒屋風レストランで待ち合わせる。
あたしも自分の車できた。
「構わないんだよ(苦笑)」
「いや、
食べて食べて〜」

んじゃ、
遠慮なく……とあたしも図々しく注文した。。

愛美の話は本当にもういいらしい。
良かった。
シコリ抱えたままなら、
後ツラいもんね。


「そうなの!
あたし、こんなに一生懸命生きてるのに良い縁がないんだよぉ」

元々知り合いだったからか、
直ぐ打ち解けた。

「俺もだわー。
浮気されるばっかだしな」
「え、そうなの?
意外………」意外だ。身長は高いし癒され系のイケメンだし、優しいのに。


「そうだよ。
思えば高校の時の初彼女に始まって……
大学のときに続けて2人そうだった。
で、長く付き合った愛美もそうだし……何がダメなんだろう」


「わりとグズグズ言うからじゃない?」

「………うわぁ、波留さんそういうコト言う人だったか。
でも当たってるかも」


「当たってるんだ(笑)
いいじゃん、
グズグズも無きゃ人間味ないよ〜」


上手く行かない恋愛の愚痴をお互い話し、
あたしもダメダメな過去をさらけ出した。



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