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本日もエロ日和なり
第18章 その18
俺は特別イケメンでもなし(中肉中背だし)、
学歴が高いわけでもなし、
給料も人並みの凡人だ。
顔も何もかも10人並み。

寝室で寝息を立てて眠る夕美を覗きみて、
(癒されるよ。
ありがとう)
口に出すのは恥ずかしいから心で感謝している。


たまに、
早く帰れたら一緒に食事をとる。
茶色くて長い巻き髪を揺らしながら、
夕美は「トモくん、
夕方のニュースに映ってたよぉ!すっご〜〜〜い」と感動して話すこともある。

俺はいつも穏やかで明るい夕美の存在が嬉しく、支えとなっていた。


――ある日のこと。
深夜いつものように帰宅していた俺は、
駅近くで夜中まで露店を出している変わった雑貨屋を見つけた。


つい、
見てしまう。
値段は5千円〜とそんなに安くもないし高値でもない。
薄いピンクの、花モチーフのネックレスがある。


(喜ぶかな……)
いつも文句も言わず、
ただ居てくれている夕美に買って帰ることにした。



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