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第18章 その18

俺は取材をして、
夜にデスクで簡単な夜食をとっていた。


コンビニのお握りと唐揚げ。

このあともニュースになりそうな事件の取材が1件あるのだ。

スマホがバイブした。


夕美からメッセージだ。


〔友達（未来【ミク】・沙耶音【サヤネ】）とご飯食べてきまーす。。
トモくんの夜食は軽めに作っておくからね！
がんばってねぇ〜〜〜
チュッ〕
キスマークの絵文字が踊っている。


未来と沙耶音というのは、いつも一緒に遊びに行っている夕美の販売員仲間だ。

気が合うのだろう、
名前を聞くのはその2人だけ。

〔今夜食をとってるよ。
夕美こそ気をつけてな。〕

ニヤニヤ笑いながら返信した。


―――そうだ。
確か、明日が指輪受け取りの日だ。
デスク上のカレンダーを見る。
【1月25日】火曜日。
平日だが、
合間に取りに行こう。


俺は夜食を食べ終わると、ワイシャツを腕捲りして気合いを入れた。