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本日もエロ日和なり
第18章 その18
口に充てると、
夕美の柔らかな甘い香りがした。


よし、行くぞ。


勇み足でビルを上がる。

入っている店舗のオーナーや女の子たちが、
煙に咳込み眉間にシワを寄せて文句を言っていた。


俺はオーナーか店長を掴まえて話を訊こうと近づいた。

「……ったくよぉ、
いい迷惑だよなー」


「ホント、マジ止めてほしいよ。
うちら働く場所無くなっちゃうじゃん」

「5の店前から揉めてたじゃん?
嬢同士がさぁ。」


盗み聞きではあるが、
メモを取る。。

5の店というのは5階だな。

「おい、
放火らしいぞ!」
男性ボーイのような若者が、走り込んで来て叫んだ。
女の子たちがどよめく。

「えーっ、犯罪?
ちょっとどこの誰がしたのよぉ」
「死ぬとこだったってこと?」

「5の店のルミって嬢だとよ。【てぃんくる】の嬢の内輪揉めだってさ」


質問しなくても、
全て勝手に話してくれた。(ふむふむ、
放火の疑い。
5階のルミ。←揉め事あり、店名てぃんくる…)



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