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本日もエロ日和なり
第18章 その18
「あっ、
あたしソイツ知ってるかもー?!
茶髪ロングの巻き髪の、
すげぇケバい女じゃない?」
他の女の子が口を挟んだ。
「あっ、
あいつ?
いつもミキとかサアヤとかって子分みたいな女2人連れてる目付きの悪いヤツ?」
「それだわ、
多分。
客取られたとかじゃねぇのぉ?」
バカらしー、
やってらんなーい……
と言いぞろぞろ歩いて行く女の子の塊。
言葉遣いが下品である。
俺はふと、
胸に小石を投げられたような不快感に捕われた。
5階の出火元、【てぃんくる】とやらも見てくるか。
警察は事情を訊くため従業員たちを連れて出たのだろう。
5階は壁紙は焼け落ち、
絨毯も燃えた残りカスが散乱している。
風俗サービス店なのだろう。
廊下の壁に女の子の写真が並んでいる。
何気なく見ながら奥へ進む。
写真は焼けているものが多い。
「えっ……………」
綺麗に残っていたパネル写真の中に、
見たことがあるような女性の顔があった。太いアイラインに囲まれた目。長くて茶髪い巻き髪。かなり化粧が濃い。
夕美に似ている。
しかし、
そんな筈はない。
動悸がし始めた。
「テレビ局のかたですか?」
声がして振り返ると、
40代くらいの太った男性がスーツ姿で立っていた。
「あ、はい。店のかたですか?
取材を願えますか…」
「オーナーは警察に呼ばれてまして、
僕は送迎スタッフなんですが構いませんか」
あたしソイツ知ってるかもー?!
茶髪ロングの巻き髪の、
すげぇケバい女じゃない?」
他の女の子が口を挟んだ。
「あっ、
あいつ?
いつもミキとかサアヤとかって子分みたいな女2人連れてる目付きの悪いヤツ?」
「それだわ、
多分。
客取られたとかじゃねぇのぉ?」
バカらしー、
やってらんなーい……
と言いぞろぞろ歩いて行く女の子の塊。
言葉遣いが下品である。
俺はふと、
胸に小石を投げられたような不快感に捕われた。
5階の出火元、【てぃんくる】とやらも見てくるか。
警察は事情を訊くため従業員たちを連れて出たのだろう。
5階は壁紙は焼け落ち、
絨毯も燃えた残りカスが散乱している。
風俗サービス店なのだろう。
廊下の壁に女の子の写真が並んでいる。
何気なく見ながら奥へ進む。
写真は焼けているものが多い。
「えっ……………」
綺麗に残っていたパネル写真の中に、
見たことがあるような女性の顔があった。太いアイラインに囲まれた目。長くて茶髪い巻き髪。かなり化粧が濃い。
夕美に似ている。
しかし、
そんな筈はない。
動悸がし始めた。
「テレビ局のかたですか?」
声がして振り返ると、
40代くらいの太った男性がスーツ姿で立っていた。
「あ、はい。店のかたですか?
取材を願えますか…」
「オーナーは警察に呼ばれてまして、
僕は送迎スタッフなんですが構いませんか」