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本日もエロ日和なり
第19章 その19
言い方を変えると……
姉が居なきゃ保たないのである。
(何で付き合ってるかなぁ)
亜弥はつい、
ジィィーッと晴樹を睨んだ。
「おっ?どうした?
あ、腹減ったとか?」
晴樹は社用ジャンパーのポケットからチョコを取り出して亜弥に手渡した。
「あ!
このチョコ」
「あ、覚えてた?(笑)」
ドット柄の包装紙にくるまれた、
四角くて小さな1センチ角のチョコ。
―――3年前の年末。
繁忙期で仕事が慌ただしくて昼食を取り損ねた。通路で亜弥がこっそりチョコを食べようとしていたのをこの晴樹が見つけた。
社長に見つかって、
てっきり叱られると思っていたら…
「あっ!!
すげぇ良いモノ食べてるね」
と近寄って来たのだ。
「すみません……」と小さくなっている亜弥に、
「1個ちょうだい」と手を伸ばしたのが馴れ初め。
たまに事務所に顔を出してはバカ話をして古参の社員を笑わせ、
店舗での販売と営業のために駆け回っている晴樹。
――努力家なのは知っていた。
あまり、顔にも出さないけど気苦労が絶えないことも知っている。
こうして、
安物の粒チョコの包装紙の柄まで覚えている。
「さっ、仕事仕事。
ええと今日の配達は―――――…」
事務所に有る紙を見て確認する。
「切り替え早いなぁ(笑)
顔見に来たのに〜〜〜」
「あたしは仕事に来たのよ」
つい、照れ隠しで邪険に言ってしまう。
姉が居なきゃ保たないのである。
(何で付き合ってるかなぁ)
亜弥はつい、
ジィィーッと晴樹を睨んだ。
「おっ?どうした?
あ、腹減ったとか?」
晴樹は社用ジャンパーのポケットからチョコを取り出して亜弥に手渡した。
「あ!
このチョコ」
「あ、覚えてた?(笑)」
ドット柄の包装紙にくるまれた、
四角くて小さな1センチ角のチョコ。
―――3年前の年末。
繁忙期で仕事が慌ただしくて昼食を取り損ねた。通路で亜弥がこっそりチョコを食べようとしていたのをこの晴樹が見つけた。
社長に見つかって、
てっきり叱られると思っていたら…
「あっ!!
すげぇ良いモノ食べてるね」
と近寄って来たのだ。
「すみません……」と小さくなっている亜弥に、
「1個ちょうだい」と手を伸ばしたのが馴れ初め。
たまに事務所に顔を出してはバカ話をして古参の社員を笑わせ、
店舗での販売と営業のために駆け回っている晴樹。
――努力家なのは知っていた。
あまり、顔にも出さないけど気苦労が絶えないことも知っている。
こうして、
安物の粒チョコの包装紙の柄まで覚えている。
「さっ、仕事仕事。
ええと今日の配達は―――――…」
事務所に有る紙を見て確認する。
「切り替え早いなぁ(笑)
顔見に来たのに〜〜〜」
「あたしは仕事に来たのよ」
つい、照れ隠しで邪険に言ってしまう。