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本日もエロ日和なり
第19章 その19
「え〜と**区に2件、
※※区に3件………」
信号待ちで注文用紙を見つつ、
ワゴンを運転している。
「………あ。
また白木さんかぁ」
例の「イケてる税理士」からの注文も入っていた。
「ときめいても仕方ないよねー。
晴樹はプロポーズもないんだからっ」
交際2年で家族ぐるみの付き合い。
だからか、
晴樹はプロポーズなど考えてもいないようだ。
(あたしの実家に挨拶とかも言わないしなぁ)
亜弥は1人暮らしをしている。実家は地方で、両親の住む家の近場に4つ上の既婚の兄が住居を構えている。
甥っ子が1人。
週末になると晴樹が亜弥のアパートへと泊まりに来るのがパターン化している。映画を観に行ったり、
新しくオープンしたカフェに行ったりと楽しい。
楽しいのに……
既に家族みたいになっちゃってて、
何だかなぁと不満気味の亜弥だった。
ビル街を進む。
「こんにちはー、
お世話になってます!
タカタ食品です〜」
一角にある個人税理士事務所の自動ドアを入っていく。
「こんにちは、待ってました〜(笑)」
白木さんが整った顔を破顔させて食材入りのケースを受け取る。
銀縁眼鏡の中で、
くっきり二重がキレイに光っている。
モデルルームのような、
清潔感のあるスッキリした事務所。
グレーと白で統一されており、
税理士事務所と言うよりは美容院みたいな雰囲気だ。
※※区に3件………」
信号待ちで注文用紙を見つつ、
ワゴンを運転している。
「………あ。
また白木さんかぁ」
例の「イケてる税理士」からの注文も入っていた。
「ときめいても仕方ないよねー。
晴樹はプロポーズもないんだからっ」
交際2年で家族ぐるみの付き合い。
だからか、
晴樹はプロポーズなど考えてもいないようだ。
(あたしの実家に挨拶とかも言わないしなぁ)
亜弥は1人暮らしをしている。実家は地方で、両親の住む家の近場に4つ上の既婚の兄が住居を構えている。
甥っ子が1人。
週末になると晴樹が亜弥のアパートへと泊まりに来るのがパターン化している。映画を観に行ったり、
新しくオープンしたカフェに行ったりと楽しい。
楽しいのに……
既に家族みたいになっちゃってて、
何だかなぁと不満気味の亜弥だった。
ビル街を進む。
「こんにちはー、
お世話になってます!
タカタ食品です〜」
一角にある個人税理士事務所の自動ドアを入っていく。
「こんにちは、待ってました〜(笑)」
白木さんが整った顔を破顔させて食材入りのケースを受け取る。
銀縁眼鏡の中で、
くっきり二重がキレイに光っている。
モデルルームのような、
清潔感のあるスッキリした事務所。
グレーと白で統一されており、
税理士事務所と言うよりは美容院みたいな雰囲気だ。