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本日もエロ日和なり
第20章 その20
若手社員を励ましながらも、
リストラへの怯えも頭の隅には常にある。
その日は業務が終わったのは夜10時だ。
「一杯ひっかけてから帰るか……」
通勤に使用している駅の近くにかなりリーズナブルな価格の居酒屋がある。
新は作業服に私服のコートを羽織って社を出、暖簾をくぐりカウンター席に座った。。会社の連中と飲むのもいいんだが、
1人だと気が楽なのだ。
平日だからか客は似たようなサラリーマンばかり。
〔お一人様〕が多いようだ。
12畳ほどの狭い店内に、
きゃあきゃあと女性の嬌声が響いた。
モツ煮込みと焼酎を口に入れ、
チラリと女性のほうを見た。
4〜5人グループだ。
(何だ、おばさん仲間かよ)
自分を棚に上げて、
おそらく同じ位の年齢であろう女性グループにがっかりした。
つと、視線を感じて女性グループを見つめる。
1人の女性が自分を凝視している。
(?どっかで見たような気もするなぁ)
「もしかして、
新ちゃん??」
とその女性が新に近寄り訊ねた。
「……ああ!!
百合ちゃんか!!」
「やだ、やっぱりそうだった〜〜〜(笑)
久しぶり!」
「久しぶりってか、
同窓会以来だから6年振りか?」
百合は所謂幼なじみだ。
新は地元の高校を出て地元の公立大学に進学し、
今の会社に就職した。
百合も同じ高校だった。
短大へ進学したあと、
結婚して子供がいると聞いていた。
新は嫁の意向で会社近くに一軒家を購入したため、
地元に有る実家は空き家となっている。
百合は家も近所だったのだ。
そのため昔は『新ちゃん』『百合ちゃん』と呼びあいよく一緒に遊んだ。
リストラへの怯えも頭の隅には常にある。
その日は業務が終わったのは夜10時だ。
「一杯ひっかけてから帰るか……」
通勤に使用している駅の近くにかなりリーズナブルな価格の居酒屋がある。
新は作業服に私服のコートを羽織って社を出、暖簾をくぐりカウンター席に座った。。会社の連中と飲むのもいいんだが、
1人だと気が楽なのだ。
平日だからか客は似たようなサラリーマンばかり。
〔お一人様〕が多いようだ。
12畳ほどの狭い店内に、
きゃあきゃあと女性の嬌声が響いた。
モツ煮込みと焼酎を口に入れ、
チラリと女性のほうを見た。
4〜5人グループだ。
(何だ、おばさん仲間かよ)
自分を棚に上げて、
おそらく同じ位の年齢であろう女性グループにがっかりした。
つと、視線を感じて女性グループを見つめる。
1人の女性が自分を凝視している。
(?どっかで見たような気もするなぁ)
「もしかして、
新ちゃん??」
とその女性が新に近寄り訊ねた。
「……ああ!!
百合ちゃんか!!」
「やだ、やっぱりそうだった〜〜〜(笑)
久しぶり!」
「久しぶりってか、
同窓会以来だから6年振りか?」
百合は所謂幼なじみだ。
新は地元の高校を出て地元の公立大学に進学し、
今の会社に就職した。
百合も同じ高校だった。
短大へ進学したあと、
結婚して子供がいると聞いていた。
新は嫁の意向で会社近くに一軒家を購入したため、
地元に有る実家は空き家となっている。
百合は家も近所だったのだ。
そのため昔は『新ちゃん』『百合ちゃん』と呼びあいよく一緒に遊んだ。