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本日もエロ日和なり
第20章 その20
「百合〜〜〜どなたぁ?」グループの別の女性が訊ねた。
「幼なじみよ。
高校まで一緒だった定岡くん」
「どうもー」新が軽く礼をすると、「どうもぉ〜」と女性も一礼をしてまたグループへと戻った。
「友達と飲んでるの?」
「うん、
会社の友達とその連れよ。」
「平日遅くに飲んでていいのかい(笑)」
「あら、大丈夫よー…………私、一昨年離婚したのよ」
「え、そうだったの」
百合は短大在学中に恋愛結婚した。
当時、同級生は誰もが驚愕したものだ。
百合は〔真面目を絵に描いたような女子〕だったから………
今もあまり変わっていない。
黒い肩までのストレートヘアに、控えめなメイク。
奥二重の小さな瞳が穏やかな百合を象徴するように少し垂れている。
百合は新の隣のカウンター席に腰かけた。
「いいのかい?
お友達は」
「いいのよ、いつも集まっては飲んでるから。
私、離婚してから地元を出たの。
今はこの近くにマンションを借りて息子と2人よ」
「息子さん、
もう大きいだろう?
ウチはやっと10歳だよ」
百合は和え物を食べながら、
レモンサワーを飲んだ。
「ええ、
今年高校3年よ。新ちゃんは奥様同い年よね?」
百合は大恋愛の末、
学生結婚をして卒業と同時に子供を産んだ。
新は気を遣い、離婚については触れない。
すると「私ねぇ、
浮気したのよ(笑)」と当の百合が自ら打ち明ける。
「ええっ?!そ、それが原因で?」
「原因は一つじゃないけれどね。
ほら、私旦那しか知らないでしょう?子供が大きくなって時間が出来ちゃったから恋愛したの」
新は心底驚いた。
あの真面目な百合が?
確か旦那は歳上で大学の教授だったか医者だったか……
家柄も良かった記憶がある。
百合の家も、
地元では名士。
親が医者なのだ。
「幼なじみよ。
高校まで一緒だった定岡くん」
「どうもー」新が軽く礼をすると、「どうもぉ〜」と女性も一礼をしてまたグループへと戻った。
「友達と飲んでるの?」
「うん、
会社の友達とその連れよ。」
「平日遅くに飲んでていいのかい(笑)」
「あら、大丈夫よー…………私、一昨年離婚したのよ」
「え、そうだったの」
百合は短大在学中に恋愛結婚した。
当時、同級生は誰もが驚愕したものだ。
百合は〔真面目を絵に描いたような女子〕だったから………
今もあまり変わっていない。
黒い肩までのストレートヘアに、控えめなメイク。
奥二重の小さな瞳が穏やかな百合を象徴するように少し垂れている。
百合は新の隣のカウンター席に腰かけた。
「いいのかい?
お友達は」
「いいのよ、いつも集まっては飲んでるから。
私、離婚してから地元を出たの。
今はこの近くにマンションを借りて息子と2人よ」
「息子さん、
もう大きいだろう?
ウチはやっと10歳だよ」
百合は和え物を食べながら、
レモンサワーを飲んだ。
「ええ、
今年高校3年よ。新ちゃんは奥様同い年よね?」
百合は大恋愛の末、
学生結婚をして卒業と同時に子供を産んだ。
新は気を遣い、離婚については触れない。
すると「私ねぇ、
浮気したのよ(笑)」と当の百合が自ら打ち明ける。
「ええっ?!そ、それが原因で?」
「原因は一つじゃないけれどね。
ほら、私旦那しか知らないでしょう?子供が大きくなって時間が出来ちゃったから恋愛したの」
新は心底驚いた。
あの真面目な百合が?
確か旦那は歳上で大学の教授だったか医者だったか……
家柄も良かった記憶がある。
百合の家も、
地元では名士。
親が医者なのだ。