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本日もエロ日和なり
第21章 その21
ショッピングモールは家族連れや学生グループが沢山いる。

寒波のせいなのだろう、
混雑という程ではなかった。


裕太はボア付きダウンコートにパーカー・ジーパンというラフな格好で、

同じくボア付きコートを着せたよちよち歩きの奏多と歩いていた。



嫁さんの未歩【ミホ】とは25歳の時に結婚した。

未歩は1歳下で、
地元が同じ。
会社の友人が開いた飲み会に参加して知り合った。
未歩はスラリとした身体付きでスタイルがいい。
地元が同じということが分かって意気投合し、

交際1年で結婚した。
1年後に奏多が産まれ、
分譲マンションを購入した。




奏多は未歩によく似ている。
くりっとした大きな目に、意志の強い眉毛。


交際中は裕太は未歩にベタ惚れで(何せ飲み会でも男連中が皆狙っていた程かわいいのだ)、

何でもしてあげた。



今でもそりゃ好きだ。

が、子供を産むと女性はみんなこうなるのか?
という位、未歩は気が強くなった。


結婚前はケンカはたまにあるものの……
「ごめんなさい…」と涙目で謝る未歩が健気で守ってやりたいと何時も思っていた。
裕太に手料理を振る舞い、クリスマスにはイルミネーションを見に行ってレストランで食事をしたっけ。

背中までの長い茶髪が美しくカールしていて、
アイドル顔の未歩を連れて歩くと自慢だった。




今は、というと。
早い話が裕太は尻に敷かれている。

家庭では未歩が法務大臣なのだ。

未歩は今もスタイルをキープしたままだし、アイドル顔だ。
取り立てて不満があるわけじゃないけど。


「あっ」
奏多が躓いて転んだ。


「ふぇ、」
あ〜泣くぞコレは……
「うわぁぁ〜〜〜ん」

「ハイハイ、大丈夫だっつの」
よいしょ、と奏多を抱っこする。

「ぎゃあああ〜〜〜ん」
ギャン泣きである。
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