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本日もエロ日和なり
第23章 その23
ふと、
思いついたのだ。



彼女居ない歴イコール年齢。


さすがに童貞だけはマズイと思って、
大学の時に同級生と飲んだ勢いでやった。


が、
それ以降異性との絡みがなし。彼女の作り方もよく分からない。


コンパ・飲み会に呼ばれて、
『畑中雄星ってスポーツ選手みたい〜〜〜』
と言われ、
『名前負けですから〜』
とおどけることも馬鹿馬鹿しくなってきた。
三枚目は所詮三枚目。


掴まらない女子を躍起になって追うより、

そこに居た野良猫に関心が湧いた。



猫は実家に居たころ飼っていた。
犬も居た。


疲れて帰宅する夜道……


一匹の白黒猫が道端で小刻みに震えているのを見つけた。
成猫で、メスのようだった。
どこか悪いんじゃないか?と気になり、
コンビニでウェットタイプのフードを買ってきて与えた。


猫はがつがつ食べると味をしめたのか、
次の日もそのまた次の日も同じ位置で座っていた。


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