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本日もエロ日和なり
第23章 その23
雄星は呆気に取られた。
ルナは女子とは思えない食いっぷり。


「お握り、梅入っへふ(てる)〜〜〜♪
梅好きは(な)の〜」


(こんなに勢いよく食べる女子、
初めて見たかも…ぷっ。可愛い)


「……っ、ガボッゲヘッ……けへっ……」
ルナが噎せた。

「だ、大丈夫?
がっつき過ぎだよ、ゆっくり食べてよ(苦笑)」
雄星は慌ててルナの背中を擦る。

「コホコホ……
ん、っ(唾を飲み込んだ)。
ごめんなさい、あんまり美味しくて……」


「あ、
米つぶ付いてるよ」
と空いているほうの手でルナの顎に付着した米つぶを掬って食べた。


(何か、
同じような場面があったような………
あ!ナオか!)

ドキッとした。
(ナオ………が人間化…………とかあったりして笑)

妄想だけれど、
そう思うと可笑しくなりフッと笑いが漏れた。

「どーひ(し)たの?
何かおかしいかな…」

ルナは再び食べ始めて首を傾げた。


「ううん(笑)
ありがとう、食べてくれて。
場所にそぐわない物だけど……
ルナ…ルーちゃんに、何かしたくて。
プレゼントなんて貰い慣れてるかな?お客に」

「んーん。
わたしは、太ってるし…人気はないからそんなのしてくれる人居ないよぉ。
人気ある細くて可愛い子は貰ってるんじゃないかなぁ?
ありがとう、美味しかった〜〜〜ごちそうさま!」

ルナは笑いながら完食した弁当パックの蓋を閉じる。

前回も思ったけれど、
ルナはぽちゃぽちゃしているからか手の甲まで丸い。蓋を閉じた手が、
一瞬ナオの手に見えてしまった…………



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