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本日もエロ日和なり
第24章 その24 あれれ、ココにも長編発見☆
今回は、
打ち合わせをしておいた。

鞭は痕が残ってしまう。


『だから、
外でしない?』……とアヤベから提案があった。


さすがにちょっとそれは……
と思ったが、
アヤベは『誰も来ない、
絶好の場所があるから』と食い下がる。


とりあえず待ち合わせてみてからにしようと思った。

夜8時。

まだ早い時間帯だけれど、一旦帰宅してシャワーを済ませ遼子はホテルの建物内の駐車場にて停車し、アヤベを待った。
念のため、
毎回ここを利用するときは帽子を被っている。


アヤベが同じく自分の車で現れた。

遼子は近くのコンビニに異動し駐車した。
アヤベの車に滑り込む。


「何だか疼いちゃって………」

遼子はアヤベにそう打ち明ける。

アヤベは「いや、
俺も………
あんなの初めてしたし」


「……意外だね。
モテるだろうから沢山してるのかと思うけれど」


アヤベは安全運転だ。

マメだし、
身体を案じたりも(年上のセフレ相手に)きちんとして………
顔は美しく野性味ある肉体でモテないハズがない。
車内も自分でカスタマイズしたのだろう。メーター枠が木製になっている。

「うーん……
20代前半の女ってこなれてないというか。
遊んでる子もいるけど、
何か未だ青臭い気がする。10代とかじゃ尚更そう」


「ふーん…
そういうもの?
自虐じゃなくて、ある程度おばさんのが落ち着くのかなぁ」


「うん。
何か燃える。
それに……、
信じないだろうけどこんなにさらけ出せる身体には初めて出会ったよ」
タバコを吸いながら、
アヤベはさらっと言う。
「二百人とはしたのにね」

「………凄いタフだねぇ………」
こういう話題も、
セフレだからこそ成立する。
気持ちが無いのは楽だ。


「さ、
着いたよ」


車がゆっくり停車した。

「山………?へぇ、
30分くらいしか走ってないよね?こんな場所あったんだ」


小高い丘に、
小さな山があるようだ。
夜だからはっきり見えないけれど、
周囲には民家もある。

まるっきり暗い場所ではない。


遼子は外に出た。
「虫の声してる」ジージーと鳴き声がした。
夜も暖かく、
春そのものの日々が続いている。


自然の緑の臭いがして、
突っ立っていると……
「きゃっ」

背後からアヤベが抱き着いた。

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