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本日もエロ日和なり
第24章 その24 あれれ、ココにも長編発見☆
「高速乗るよ」


坂下はとっぷり暮れた夜道を、
軽快なハンドル捌きでスイスイ走っていた。



遼子は助手席……
前列右側に座って、
唯依が怒らないかと内心気になる。


唯依は黙って俯いていた。
「どこで知り合ったの?
有くんと遼子さんは」


口を開いた。


坂下は高速ETCを通過し、何食わぬ顔で「ん?
友人の知り合いなんだよ、遼子さんは」


(なるほど。
嘘ではないなぁ)


唯依は「いつから知り合いなの?」と質問する。


「1ヶ月くらいかな?
ね、
遼子さん♪」

これは嘘である。

しかし遼子は唯依がどう捉えるか分からないため、
「そうね、
アヤベくんの友人だから………
あれは1ヶ月前だったね」

と返した。


唯依はショックが続いているのだろう。
少し声を荒げる。


「有くん、遼子さんのことが好きなのっ?」

遼子は(唯依も恋愛すると面倒くさくなるんだなぁ)と変に感動した。


坂下は、
「好きだよ?
普通に」
としれっと答える。

唯依は悔しいのだろう、

「有くん……
知らないんだろうけど………遼子さんは既婚者だよ?」告げ口のように言い放つ。


坂下はあっさり「知ってるよ?
だから何だ?
あ、
遼子さんタバコに火ぃ点けて貰えます?」とをタバコを咥えてZippoを遼子に渡した。


「………それっ、
私がプレゼントしたライター………」


遼子は(あららら)と思ったが、
当の坂下は『で、それがどうしたの?』と云わんばかりにスルーしている。


唯依はもう、
ショックが酷いようで項垂れた。

さらには泣き出す。

「酷い………
私あんなに頑張ったのに………
有くんのためと思って何でもしたのにっ……ひっく」

坂下はタバコを美味しそうに吸いながら、
ランボルギーニを高速で走らせた。
「夜景見てよ〜。
キレイだよ?」と。


遼子は「唯ちゃん………………」
と後ろを振り返ると、
唯依は「なによっ………
オバサンのくせに!!
私のことバカにしてるのねっ」
と涙を流して叫ぶ。


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