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本日もエロ日和なり
第25章 その25
やっとの発声で三浦は自宅マンションを告げ、
「1人暮らじだがら大丈夫でずがら……
車は後日取りにいぎまずね………」
とはーはー苦しげだ。



悠里は肩を支え、
301号室に三浦を運ぶ。

服の上からでも熱い。
早く寝かさないと!


三浦はドアを鍵で開け、
「じんじづ(寝室)奥でず………」と告げた。


悠里は力いっぱいで支え、ドサリとベッドに三浦を寝かせた。

「服、着替えますか?
汗かいちゃってますね…」

三浦は首を横に振り、
『それはいい』とジェスチャーした。

直ぐ寝息を立て始めた。

悠里はそーっとマスクを外して、
傍らに置いた。

(アイスノンあるかな?)失礼します……とおずおずリビングにある冷蔵庫のフリーザスペースを開くと、成る程1人暮らしのことはある。
アイスノンがあった。


「えーと、タオルタオル…」
洗濯機横に丁寧に重ねてあるタオルを一枚とり、
アイスノンをくるみ三浦の頭の下に入れた。




「食べ物あるのかな…
起きたら薬飲まないと」
失礼…と再び冷蔵庫を開くと。
お酒とチーズのみ………


悠里は足音を立てないようにマンションを出て、
近くのコンビニでポカリスエットとヨーグルト、
ゼリー、レトルト米などを買い込んだ。



戻って、
なるべく音を立てずにキッチンを使う。
お粥を作った。

「どうしようかな、私は………」
帰ったほうがいいのか?
せめて目覚めるまで居ようか。
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