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第26章 その26

「だから一応権限はあるの。
………黙っててほしいかな？」


ルリは顔を真っ赤にして俯く。

「……黙っててほしいです」


「ところであの初老は誰なの？
君くらいなら若い男がいくらでも寄ってくるだろうに」


「…………お世話になってる方でして………」


「ふうん。
彼氏、じゃないんだね…

おっと、これ以上は流石に詰問する権限ないね。

じゃ、おつかれさま。
サボりはダメだよ？」


「……あの、羽田さんっ」
背中を向けた久志に、
ルリの手が伸びる。
肩を掴んだ。


「？」
振り向くと………


「ぶっっ……………」
ルリの顔がアップになり、久志の唇を塞いだ。。
変な声が出てしまった。

ギュウッと抱きつかれている。

哀しきかな、
男根がピクリと反応した。


目を白黒させていると………
ルリは舌を差し込んできた。


促されるようにつられて、久志も舌を絡める。

ルリは久志の手を掴み胸に引き寄せた。

柔らかい膨らみの感触……………