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本日もエロ日和なり
第27章 その27
『?』怪訝に思い、
女の子の後ろ側を見ると………

座席に3人ほど並んで同じ高校生くらいの女の子が座っている。

足元で、
そのキョドっている女の子を後ろから蹴っているのが見えた。


女の子は泣きそうに歯をくいしばり、
『す、すみません』と俯いている。


遊は(ハブり?イジメか)とピンときた。


遊も幼い頃に経験があるから分かった。
大人しく、黙々とダンスをしていた遊を〔ナルシスト〕〔ぼっちダンサー(笑)〕と蔑むクラスメイトがいた。


遊は、
(身バレしないようにしなきゃな)と思いながら少し声を低めにして、
『いい年齢してハブってんの?
恥ずかしくないの?』と3人に言い放った。



3人はハッと一瞬驚いたが『は?』
『うちら何もしてないし』と開き直っている。


女の子の細い肩が震えていた。

遊はムカついてきた。

自分の経験と被った。
大体、こうした〔ハブりをする側〕は1人ではしないのだ。
つまり、誰かと一緒に意地悪をしなくちゃ居られない弱虫。



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