この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
本日もエロ日和なり
第27章 その27
女の子は頭に手を充て、
『す、すみません……
では少しだけ横になりますね』
とソファーに体を横たえた。


『…………何か飲む?
鉄分だよね?確か。
牛乳とオレンジジュースしかないなぁ』
そわそわして、
遊はリビングの隣にあるキッチンへ入り冷蔵庫を開いた。


『そんな、寝かせていただけるだけでありがたいですから…
―――あ。』


『何なにっ』
遊は女の子の「あ」に振り返る。


(いかん………
意識しちゃったなぁ)


『………私、星川明音【ほしかわあかね】といいます』


『え。あ、ああ名前。
星川…さんか。
オレは早川遊』



『川がおんなじですねぇ(笑)』

女の子は気弱そうにエヘヘと笑う。



―――やばい。

ちょっとカワイイ。


遊は普段ステージからファンに向けてあれだけリップサービスをしているのに、ドギマギしちゃってる自分に驚く。



(――いまどき、
こんな丁寧な言葉遣うコいるんだなぁ)


オトナに囲まれて送る日々に浸かっていたからか、
口八丁やおべっかが当たり前になっていた。



このコ――――
明音からは、そういう狡さみたいなものが全く見えない。


(だからイジメられてんのかもしんないけど)


とりあえずオレンジジュースをガラスコップに注いで、
ソファーの横にあるテーブルに置いた。


明音は目を閉じている。


小さくて白い顔。
思わずジッと見てしまった。


アイラインもつけまもしてない、
眉毛さえ整えてない女の子。


普段アイドルやタレントばかり見ているからだろーか?

やけに可愛く思う。
/621ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ