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本日もエロ日和なり
第27章 その27
女の子は頭に手を充て、
『す、すみません……
では少しだけ横になりますね』
とソファーに体を横たえた。
『…………何か飲む?
鉄分だよね?確か。
牛乳とオレンジジュースしかないなぁ』
そわそわして、
遊はリビングの隣にあるキッチンへ入り冷蔵庫を開いた。
『そんな、寝かせていただけるだけでありがたいですから…
―――あ。』
『何なにっ』
遊は女の子の「あ」に振り返る。
(いかん………
意識しちゃったなぁ)
『………私、星川明音【ほしかわあかね】といいます』
『え。あ、ああ名前。
星川…さんか。
オレは早川遊』
『川がおんなじですねぇ(笑)』
女の子は気弱そうにエヘヘと笑う。
―――やばい。
ちょっとカワイイ。
遊は普段ステージからファンに向けてあれだけリップサービスをしているのに、ドギマギしちゃってる自分に驚く。
(――いまどき、
こんな丁寧な言葉遣うコいるんだなぁ)
オトナに囲まれて送る日々に浸かっていたからか、
口八丁やおべっかが当たり前になっていた。
このコ――――
明音からは、そういう狡さみたいなものが全く見えない。
(だからイジメられてんのかもしんないけど)
とりあえずオレンジジュースをガラスコップに注いで、
ソファーの横にあるテーブルに置いた。
明音は目を閉じている。
小さくて白い顔。
思わずジッと見てしまった。
アイラインもつけまもしてない、
眉毛さえ整えてない女の子。
普段アイドルやタレントばかり見ているからだろーか?
やけに可愛く思う。
『す、すみません……
では少しだけ横になりますね』
とソファーに体を横たえた。
『…………何か飲む?
鉄分だよね?確か。
牛乳とオレンジジュースしかないなぁ』
そわそわして、
遊はリビングの隣にあるキッチンへ入り冷蔵庫を開いた。
『そんな、寝かせていただけるだけでありがたいですから…
―――あ。』
『何なにっ』
遊は女の子の「あ」に振り返る。
(いかん………
意識しちゃったなぁ)
『………私、星川明音【ほしかわあかね】といいます』
『え。あ、ああ名前。
星川…さんか。
オレは早川遊』
『川がおんなじですねぇ(笑)』
女の子は気弱そうにエヘヘと笑う。
―――やばい。
ちょっとカワイイ。
遊は普段ステージからファンに向けてあれだけリップサービスをしているのに、ドギマギしちゃってる自分に驚く。
(――いまどき、
こんな丁寧な言葉遣うコいるんだなぁ)
オトナに囲まれて送る日々に浸かっていたからか、
口八丁やおべっかが当たり前になっていた。
このコ――――
明音からは、そういう狡さみたいなものが全く見えない。
(だからイジメられてんのかもしんないけど)
とりあえずオレンジジュースをガラスコップに注いで、
ソファーの横にあるテーブルに置いた。
明音は目を閉じている。
小さくて白い顔。
思わずジッと見てしまった。
アイラインもつけまもしてない、
眉毛さえ整えてない女の子。
普段アイドルやタレントばかり見ているからだろーか?
やけに可愛く思う。