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本日もエロ日和なり
第28章 その28
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一瞬、
胸にチリチリと苛立ちが浮かぶ。
外車がブォォーッとマフラー音をあげて去っていった。
『―――高津!』
先輩に名を呼ばれ、
ハッとした。
『すみませんっ』
左右を確認したあと車道に入りゴミを集める。
ゴミが散らばっていると、建設会社か警備会社どちらかにクレームが入るのだ。
そのため自分たちが警備中は拾うことになっている。
ポケットに吊るしたビニール袋にゴミを入れた。
―――たまに。
ほんのたまにだけれど、
自分が世間から置き去りにされたような感覚が湧く。
居心地は良いはずなのに。
何の保障もないフリーターだから、
不安になる。
かといって仕事を探す気になれずに毎日こうして時給バイトに勤しんでいる。
真夜中3時に交代で休憩――座るだけだ―を取る。その時に秋は近くのコンビニでパンを買って腹を満たす。
明け方、
撤収命令が出るとワゴン車に乗り込む。
皆疲れた顔をしている。
支所に着く頃には朝日が昇り切っていた。
『おつかれさまでしたー』
そう言って自転車に跨がる。
帰宅途中にレンタルDVD屋に寄った。
アダルトコーナーで棚を眺める。
(………ええと………
桃井なほみ【ももいなほみ】………)
あった。
ショートカットの痩身美女が裸で笑っている。
DVDを1枚レンタルして、
アパートへと帰った。
胸にチリチリと苛立ちが浮かぶ。
外車がブォォーッとマフラー音をあげて去っていった。
『―――高津!』
先輩に名を呼ばれ、
ハッとした。
『すみませんっ』
左右を確認したあと車道に入りゴミを集める。
ゴミが散らばっていると、建設会社か警備会社どちらかにクレームが入るのだ。
そのため自分たちが警備中は拾うことになっている。
ポケットに吊るしたビニール袋にゴミを入れた。
―――たまに。
ほんのたまにだけれど、
自分が世間から置き去りにされたような感覚が湧く。
居心地は良いはずなのに。
何の保障もないフリーターだから、
不安になる。
かといって仕事を探す気になれずに毎日こうして時給バイトに勤しんでいる。
真夜中3時に交代で休憩――座るだけだ―を取る。その時に秋は近くのコンビニでパンを買って腹を満たす。
明け方、
撤収命令が出るとワゴン車に乗り込む。
皆疲れた顔をしている。
支所に着く頃には朝日が昇り切っていた。
『おつかれさまでしたー』
そう言って自転車に跨がる。
帰宅途中にレンタルDVD屋に寄った。
アダルトコーナーで棚を眺める。
(………ええと………
桃井なほみ【ももいなほみ】………)
あった。
ショートカットの痩身美女が裸で笑っている。
DVDを1枚レンタルして、
アパートへと帰った。
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