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欲望のままに
第2章 始めての体験

電車が止まってしまってからケータイを見て暇を潰そうにもバックから取り出せる状況ではなく、仕方なくただじっと立っているしかなさそうであった。

お尻を掴んでいる手は相変わらず動く気配がない。やっぱりたまたま?と思ったものの、でもたまたまならなんで掴んだまま離さないんだろうと不思議に思った。

そんな桃華を知ってかしらずか、お尻を掴んでいた手がゆっくりと優しく揉むように動き始めた。

ぞくっとした感覚がした後、桃華はまさか本当に痴漢だと思ってはいなく内心興奮と驚きが混じり合ったような気分になった。

少し息が荒くなり顔を赤くする桃華。すると最初はゆっくり優しくもんでいたがたまにギュッ強めに揉んでくるようになった。

思わず声が出そうになるのを抑えるが、体はどうしても反応してしまう。お尻にキュッと力が入ってしまい痴漢にもしかしたら興奮しているのを気づかれているかもと
思い余計に興奮してしまう桃華。

電車で人が周りにいる中、自分はお尻を触られているという状況。そしてその状況に興奮している自分自身。そのどれもが桃華が興奮する物であった。

いけない事。恥ずかしい事。そう思えば思うほど興奮してしまう。自分でお尻を揉むのと、この状況とでは明らかにこの状況の方が気持ちがよくゾクゾクしてしまう桃華。
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