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欲望のままに
第2章 始めての体験

呼吸を荒くし、顔を赤く染める桃華をみて大丈夫だと思ったのか今度は足の付け根を指でゆっくりなぞるように動き始めた。

ゾワッとした感覚がし、またビクッと体を震わせる桃華。おそらくこの動きすら痴漢を興奮させる物となっているのであろう。羞恥と快楽で顔を赤らめる様子や、与えられた刺激に敏感に反応する体、痴漢にとっては面白い遊び道具を見つけたような物だ。

足の付け根を焦らすように動く指。桃華は内心、あぁ..私変態だと思われてるかも。なんて思いながら、この後どうなるんだろうという期待を膨らませる。そして痴漢の指にたまにピクッと反応を示すのだ。

どれぐらい時間が経ったであろう。桃華はそれ以上を期待しているものの、中々痴漢の指は触ってほしいところを触れてこない。

もしかしたら、私が触って欲しいのがバレていて焦らされてるかも。なんて事を思い始めた桃華だが、そろそろ触れて欲しくてたまらなかった。時間が経つうちに、桃華の体はもっと強い刺激がほしいとでもいうように、無意識のうちに太ももを擦り合わせていたのである。

すると、桃華の耳元に生暖かい息がかかり、そっと囁くように「触ってほしい?」と痴漢であろう男が言ってきた。

桃華はひゃっと声が出かかったが、どうやら周りは気づいている様子はない。それよりも桃華は喋りかけられた事により、心臓が以上な程にドキドキと音を立てていた。

触るって...やっぱりあそこの事かな?なんて想像をして更に顔を赤らめ俯く桃華に対して痴漢はふっと笑い、「ここだよ。君の湿って厭らしくなってる所、触ってほしい?」とツンツンと桃華の触って欲しかった所を指で突きながら聞く痴漢。





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