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初めて知る痴愛の味
第4章 気持ちを逸らすということ
月曜の朝
かなり早く目が覚めてしまう

これ自体はあまり珍しいことではなかった
しっかり長く寝ようとすると起きた時に疲れを感じてしまうので
毎日6時間程睡眠に充てている


寝不足にならず、かといって寝疲れしないとなるとこれぐらいが丁度いい
朝食を食べ終え身なりも整えたが仕事へと向かうのにはまだかなり時間がある


一昨日や昨日は気分が進まなかったがより数学の先生としてレベルアップするために
ネットで買った大学院レベルの数学の本を思い出して本棚から引っ張ってくる
若い頃の熱は残っていたようで気づくと私は夢中で本を読んでいた

これが最初は気乗りしないものの一度開いてみるとあっという間に時間が過ぎて行ってしまう

ふと顔を上げるともう出勤する時間が迫っていた


読む時間はあるだろうと思って仕事用の鞄に数学の本を入れて車へと向かう


学校の駐車場にとめてから職員室へと歩を進めている
今迄気にも留めなかったが学校の敷地内にもたくさんの綺麗な花が咲いている
咲いている花の名前が分かるといいのだが花壇に生えているパンジー位しか分からなかった


職員室へと入り先に出勤していた先生方に挨拶をして椅子に座る


資料は金曜に済ませていたためこの朝のあいた時間に家から持ってきた本を読むことにする
少し時間が経って読み進めていくと
途中式変形に疑問の浮かぶところが出てきたためいらない紙にシャーペンで走り書きをする


「う~ん」
そう唸り声をあげて首を傾げていると

「水品先生おはようございます大学の数学ですか?熱心ですね」
そう話しかけてきたのは中島先生だった

「おはようございます中島先生すいませんこの本に夢中で全く気が付きませんでした」

「いいんですよ水品先生」そう断わってからそのまま続けて
「先生を見ていると私自身、先生という職業に向上心が湧きますから」
終始笑顔でそう応えた


「恥ずかしながらこの歳になってこんなに集中しているとは自分でもびっくりですよ」
そう笑顔で返してから
「では朝の見回り行ってきますね」と中島先生が言葉を言い終えてから目を紙と本に移す


気が付くともう先生たちの朝の情報伝達の時間となっていた

そこからは
いらない紙から手帳とボールペンに持ち替え話を聞いているのだった

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