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初めて知る痴愛の味
第4章 気持ちを逸らすということ
その日から私は3週間位前の生活に戻っていた
仕事の合間を見つけては本を読み、頭を悩ませ問題を解決しまた悩むこれの繰り返しだったのだ

家でも仕事場でも釘付けになっていたがそろそろ本が読み終わってしまいそうで少しばかり残念な気持ちだったのだが


それでも終盤になるにつれて読むということに慣れ、繰るのも早くなっていく
そこでふとこの本が読み終わってしまうと私は何をするんだろうという疑問に思い至った


答えはもう自分の中にあったというか思い出して
恋愛や婚活に前向きになれるのだろうか?と投げかけてみる

少し前、歳のことを考えていた自分では絶対に慣れる訳がないと結論を出していただろうが、彼女に自信を持った方が良い積極的になった方が良い、もったいない、そんな風に言われてしまうと一度でいいから前向きになってみようと今の私は思うのだった


でも何から手を付ければいいのか検討がつかない


とりあえず婚活パーティーに参加してみるのか、もし参加するのならば自分は初対面の人に対して積極的に話すことができるのだろうか、それか職場の人の中から探してみるということも、もし職場の人との恋愛なんてしたら互いに合わなかった時、気まずいことになってしまうのではないだろうか


こんなことが想像できてしまってどうも前向きになれない

そんなこんなで今日も仕事が終わって10時に家に着いた
郵便受けを覗くと封筒が入っている

家に入って食事を済ませて家事をして
ある程度落ち着いてから封筒を開けて中を確認する

その内容は高校の同窓会のお誘いだった


私はこれはいい機会だと思って出席の二文字をボールペンで囲う

これで相手が見つかるかどうかはあまり期待しないことにしたが、それでも友人に会えるのが楽しみで仕方なかった


その翌日はなにも夢中になるものなんてなかった
でもこれまでのあっという間に過ぎて行ってしまった日々のことを思えば今こうして職員室の給湯室でコーヒーを沸かし何も考えることなくボーっと飲んでいるだけというのも案外大切な時間のように感じられた


その一週間後の金曜日のことだった


その日も全ての授業が終わって教室の私の椅子で休憩していた時のことだったのだが

「すいません先生、ご相談したいことがあるんですけどよろしいですか?」
そう柏尾菜々が言うのだった



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