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初めて知る痴愛の味
第4章 気持ちを逸らすということ
そう言えば彼女が悩んでいた様子を見かけたことを思い出してずっと悩んでいたのだろうかと心配になったが彼女を不安にさせないために表情を変えずに


「職員室でも大丈夫か?他の人に聞かれたくないなら相談室で話そうか?」
そう尋ねると「相談室でお願いします」と少しだけ緊張が解けたような表情になるのが察せられた

私は職員室に入って教頭先生に相談室を借りる旨を話してから掛けてある鍵を持って来た
相談室の扉を開けて彼女を招き入れて扉を閉める私が椅子に座ってから少しだけ間が空いたのだった
彼女もまだ話すことを決めかねているのだろうか緊張が伝わってくる

助け船を出そうとこちらから話しかける
「この前から元気が無いように見えたがどうしたんだ?友達となんかあったのか?」

勉強のことではないだろうと考え人間関係のトラブルが原因だと推定する

すると彼女は口を開けて
「いいえ実は進路について悩んでいまして」そう答えたのだった

この悩みは誰でも持つだろうがだとしてもそこまで気を重くする必要があるだろうか彼女は今でも勉学には真面目に取り組んでおり成績も担任になって知ることになったが数学だけでなく他の教科でも優秀であるのだ

「大学に進学するか悩んでいるのか?」そう尋ねてみる
「はい」彼女は息を吐いて少しの間区切ってから
「でも一番不安なのは将来就きたいと思っている職業が自分には無いことなんです」

「どんな仕事に就きたいのかが決まっていないのでどんな大学が自分には合っているのかが決められないんです」


ここで私と同じような進学校の先生ならなんて言うのだろうか恐らく時間を掛けてゆっくり見つければいいなんて無責任なことは言わないだろう私もそんなことを言うつもりはないが同じ心配を同じくらいの年齢で持った私には彼女の今の不安定さがすごくよく分かるのだ

世界は広くて世の中にはいろんなことで給料を貰っている人間がいるけれども大人になってこの事実に気が付くことが多い
高校という狭い社会に居ると自然と視野まで狭くなってしまって自分には何もないだとかこの道を通らなければいけないなんて勝手に思い込んでしまう


とそんなことを伝えたいのだが恐らく誤解されないようにちゃんと言葉を選んで伝えようとしても視野の狭い実感なんてないのだからそんな助言を聞いてもピンと来ないだろう

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