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初めて知る痴愛の味
第6章 そして彼と人間関係のある者が
このメールから30分位後に彼女からメールが届いた


私は少しだけ違和感を覚えた。なぜなら返信の感覚が短いからである
前回私が話したいと思って誘ったことがあるけれどもあの時でさえ早いと思ったので彼女からの今回は返信の内容を想像すると違和感から不安へと変わっていった


受信フォルダを開けてメールの内容を見ると
そこにはもうこの体だけの関係をやめようという趣旨のことが書かれていたため
私は何かしてしまったのだろうかとメールに釘漬けになりながら最後にあったあの時のことを必死に思い出している



彼女ともう会えなくなるという事実が私に突き付けられる
心の奥から「嫌だ!」と思う
だがそれは話し相手がいなくなるからでは無かったこの時私は初めて彼女への恋心を意識したと同時に彼女が関係をやめようとメールを送って来た理由が分かってしまった


悩んでいたが今の自分はそれどころではなかった。なんで彼女が自分の恋になんで気づいたのだろうかということを考えるのに必死だった

「ああ・・・」自然と声が漏れる


ベッドの上でのことが頭に過りやはり互いに知りすぎているんだなあと納得してしまった


そして最後に会ったあの時からの自分自身の行動のことも、あの自分は心を忘れようと他のことに意識を向けていたんだということも自覚する


この日から数日経って結婚相手を積極的に見つけようと思えるぐらいには回復した


見つけようと思っても外に出ようという行動には移らなかった
これが自分の悪いところなのだろうと思いはしたけれども今更直す気になれない


梅雨ももう終わろうとしているのに自分は以前の様に仕事を恋人にしているこんな進歩の無い自分に嫌気が刺している


そしてある日自分がいつもの様に出勤して授業をし、職員室に戻る準備をしている時のことだった


柏尾菜々が私の横に立ち
「すいませんお話ししたいことがあるんですがいいですか?」と真剣な顔をして話しかけてきた



驚いたが「他の人のいないところがいいんだよな?」と聞いてみると


「はい・・・お願いします」と前と少しだけ反応が違った
一体何なんだろうと思ったが前と同じように相談室を借りて彼女と一緒に入る


「あの実は先生に聞いてもらいたいことがあるんですけど」と言葉がしどろもどろでかなり緊張している様子だった





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