この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初めて知る痴愛の味
第8章 私が感じるこの先の不安は
実は柏尾菜々のこの両親を思った遠慮のことを彼女の親はどちらも気づいていた

普段家を空けて料理さえ子供にやらせてしまっていることを二人とも申し訳なく思っているため機会がある度に外出しようと提案することもあっただけれども柏尾菜々自身が気を遣ってしまうせいで拒否することが多かったのだ
これは良くないことだと思ったため母親である柏尾瑞樹は友人の吉田麗子に相談を持ち掛けることにした


「ずばり家の中で女同士話し合う時間を作ることね」と勢いよく言い放つ
続けて
「お風呂とかお勧めだけどねお互い腹を割って話しやすくなると思うわ」と少し勢いを下げて具体的に提案してくれた
「親なんだから気なんて遣わなくていいのに・・・」と友人の前で感情を思わず吐露してしまう

「高校生くらいの年頃になるとね家の事情だったりいろいろと見えてきちゃうのよ。でもまだ頭も心も未発達だから変な遠慮をしちゃうのよね」と私に答える

そんな相談をした後なんとか娘が入浴中にお風呂に入って話し合う機会を作ることが出来た

「どうして今日は一緒のお風呂入って来たの?」と訝しげにこちらを見る

「菜々さあ最近遠慮してるでしょ私やお父さんに」と本題へとすぐに変える
この言葉に我が娘は少しだけ間を空けてから
「遠慮なんてしてないよ別に」と苦しい返答をする

顔を背けていた為両手で頬を挟みこちらを向かせて固定したまま顔を近づけて
「お母さんもお父さんも菜々とどこか行きたいんだよ?お仕事は大変だけど遊びにいったらそんなこと忘れちゃう。だからね来週の土曜日お父さんと三人でどこか行こう?」

と目を離さずに提案してみる

すると彼女は眼を背けはしたが口をごもらせながら照れ隠しに「じゃあいいよ」と言ってくれたのだった

それからは彼女も警戒が解けたようで学校での出来事などをいろいろ楽しそうに話してくれたのだった

お風呂からあがって寝巻に着替えた後冷蔵庫から麦茶を取り出している時に夫である柏尾涼介が話しかけてきた

「どうだった?菜々は」と少し不安そうに聞いてくる
「うん。一緒に外出してくれるって」
と答えると笑顔に変わって「そうかぁ良かった。お前もお疲れ様。ありがとうな」と手を背中に乗せてくる不器用であることを夫は自覚しているためあまり誘ったりすることに躊躇いがあった為なのか私よりも嬉しそう
私は良かったと心からそう思うのだった
/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ