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初めて知る痴愛の味
第11章 伝えること動くこと
そして長い沈黙の後、昭雄先生は口を開き
「ごめんな柏尾。先生は先生だから君のことを教え子としか見られないんだ」という返事が耳をすり抜けて頭の中へと入って来た
そこで私は時が止まった
理性は少しだけ働いたので「そうですか、すいません」となんとか返すことでこの教室から逃げ出すことはできただが未だに何が起こったのか自覚できてはいなかった
いつもよりも早く自宅に着いたかもしれない
時計はちゃんと見てはいないけれどもそんな感じがしたのだ
返ってきても私の部屋はあの教室と同じように沈黙に包まれている私は扉を開けて自室に入る
制服に皺がつかないようにハンガーに掛けて部屋着に着替える
この時何も考えていないせいだろうか私はベッドの上でも、いつも勉強している机でもなく床に座ったのだった
あたりは勿論静かな儘で未だに明りをつけていないことに今気づいた
薄暗く少しだけ不気味ではあったけれども不思議な安心感がそこにはあった
安心が彼女の中に溶け込んでいくのと同じ程に彼女は自身が何を話して、何を考え、そして何を体験したかということをはっきり、少し晴れてきた霧の中からしっかりと掴めるようになった
でも信じたくは無かった
それは彼女が負けず嫌いだからというわけでは無くてただ単に昭雄に断られた時の言葉にあった
彼女自身のことが好きかどうか、女として見ることができるかどうか以前に先生であるという考えが柏尾菜々の前に大きな壁となって立ち塞がる
これが彼女は嫌だったのだ
返事はしっかりと昭雄の口から聞くことができたのだがこれは自分を納得させるだけの力を持っていなかったらしい
それでも少しだけ泣いた
その一筋の光はまだ何色にも染めることのできる白色だったのかもしれない
こんな一日の出来事は翌日の朝まで頭の中でぐるぐると廻っていた
頭ではどうしたらよいかなんて思いつきもしなかったが、このときは昭雄の私への返事は私自身に反抗心しか湧かさせなかった
これによって彼女の心は突き動かされ、予想もしなかったが、彼女にもう一度告白させる勇気を持たせてしまうのだった
でも、頭の中でぐるぐると廻って、どうすればよいか分からなくなっていたのには彼女自身の考え事による長風呂で風邪になってしまったことも原因であった
彼女はどうしても学校に行きたかった
彼女の中の願望は更に大きくなっていたのだった
「ごめんな柏尾。先生は先生だから君のことを教え子としか見られないんだ」という返事が耳をすり抜けて頭の中へと入って来た
そこで私は時が止まった
理性は少しだけ働いたので「そうですか、すいません」となんとか返すことでこの教室から逃げ出すことはできただが未だに何が起こったのか自覚できてはいなかった
いつもよりも早く自宅に着いたかもしれない
時計はちゃんと見てはいないけれどもそんな感じがしたのだ
返ってきても私の部屋はあの教室と同じように沈黙に包まれている私は扉を開けて自室に入る
制服に皺がつかないようにハンガーに掛けて部屋着に着替える
この時何も考えていないせいだろうか私はベッドの上でも、いつも勉強している机でもなく床に座ったのだった
あたりは勿論静かな儘で未だに明りをつけていないことに今気づいた
薄暗く少しだけ不気味ではあったけれども不思議な安心感がそこにはあった
安心が彼女の中に溶け込んでいくのと同じ程に彼女は自身が何を話して、何を考え、そして何を体験したかということをはっきり、少し晴れてきた霧の中からしっかりと掴めるようになった
でも信じたくは無かった
それは彼女が負けず嫌いだからというわけでは無くてただ単に昭雄に断られた時の言葉にあった
彼女自身のことが好きかどうか、女として見ることができるかどうか以前に先生であるという考えが柏尾菜々の前に大きな壁となって立ち塞がる
これが彼女は嫌だったのだ
返事はしっかりと昭雄の口から聞くことができたのだがこれは自分を納得させるだけの力を持っていなかったらしい
それでも少しだけ泣いた
その一筋の光はまだ何色にも染めることのできる白色だったのかもしれない
こんな一日の出来事は翌日の朝まで頭の中でぐるぐると廻っていた
頭ではどうしたらよいかなんて思いつきもしなかったが、このときは昭雄の私への返事は私自身に反抗心しか湧かさせなかった
これによって彼女の心は突き動かされ、予想もしなかったが、彼女にもう一度告白させる勇気を持たせてしまうのだった
でも、頭の中でぐるぐると廻って、どうすればよいか分からなくなっていたのには彼女自身の考え事による長風呂で風邪になってしまったことも原因であった
彼女はどうしても学校に行きたかった
彼女の中の願望は更に大きくなっていたのだった

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