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初めて知る痴愛の味
第12章 昭雄先生
中島先生が亡くなられた


このことは登校日初日の全校集会で告げられた
最初に諸声の様に驚きと共に「どうして?」と聞こえてくる

全校集会では理由は告げられず、1分間の黙祷が行われ会が終わるまでは静かだったが、火山が噴火したようにまわりが一斉に中島先生の話を始めた

中島先生が受け持っていたクラスでは泣いている子も多く、この棟の二階は一日中暗く沈んでいたのだった

非常に悲しいはずであるのにそんな異物は決して私の琴線に触れない

私は港に立って水に浮かんでいるワインボトルを眺めている
足元には波消しブロックが積み重なっており海と私の立っているコンクリートとを完全に一本の線で区切っていた
ワインボトルは光と影を帯びていて蓋は開いており、中身が空っぽであることは分かったが決して彼女の位置からはワインの香りは届かなかったのだった


「そう・・・あのときと同じ」

彼女にはこの光景に既視感があった

少し前にどこか遠くを眺めていたみずほ先生の顔が克明に映し出される
しかし一瞬でその光景は淡く消え失せてしまう
彼女は既視感の正体が分かったけれども、この二つは似て非なるものだと直感で悟った

そしてこの中島先生が亡くなったという全校集会でのお知らせがあってからの昭雄先生の所作に私が感じた違和感は自身が納得するだけの材料であった
でもこの現象は私を孤独へと誘った
誘われたと思うこと自体が自身を汚らわしく感じることで、お仕置きとしての彼女の自慰行為は頻度と激しさを増していった

一日に何度も白くて細い太腿は痙攣して柏尾の部屋に淫靡な水音を響かせていた

こんな彼女の変化に実は両親も気づいていた
菜々が自身へ課した罰のことは勿論知らないが、接している時の態度がどうもおかしいと
でも柏尾菜々は両親に「最近何かあったの?」と聞かれても何も答えることはなかった

柏尾菜々自身がこのことに対して特別な問題意識を持っていなかったというのが理由の一つだが、それ以上に自分を慰めるという行為がまるで悪いことをしているような気分にさせていたからであった

だからこそ

悪いことをしているという自覚を持っていたからこそ、この行為の要因を無くそうと彼女はもがいた

昭雄先生と積極的に話してみたり、勉強へと意識を向けてみたり様々なことをしていた

しかしながら、この無言の叫びが水品昭雄に届くこともなかった
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