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ドアの隙間
第6章 長い夜。
クスクス笑いながら席に戻ると、水の入った新しいグラスが置かれている。

「ん?……これお水…ふふっ、お酒がいいな私」

「奈津美ちゃん、送るよ。会計は済ませたからね」

「どこへ、私のお家どこだっけ」

誰かが馴れ馴れしく腰に手を回してきた。酒と煙草の匂いがする。
お義父さん……



「奈津美ちゃん、大丈夫かい? 奈津美ちゃん、奈津美ちゃん……」

だれ?
どこだっけ……

私は、ベッドで横になっていた。そばに誰かがいる。酒臭い息がかかった。

「奈津美ちゃん、カクテルは気をつけて飲まないと、危ないよ。お酒、あまり強くないんだね。」

「……っ! て、店長……」

店長は服をズボンを脱いでいた。

「か、帰ります」

起き上がる手に力が入らない。

「帰る場所がないって言ってたよ」

「帰ります」

重い身体が上に乗ってきた。

「なにをするんです!」

「旦那さん、浮気してるんだろう?」

「どいて!」

「お義母さんのお通夜の時に見たんだよ」

「えっ?…」

「タバコを吸いに外に出たら何か怪しげな二人がいてね。抱き合ってたんじゃないかな」

「………」

「私を見て慌てて離れた。……後から気が付いたよ。奈津美ちゃん隣いた人だ、旦那さんだったんだってね」

「違います」

薄明かりに目が慣れて、ホテルの一室だとわかった。

「一人寝は寂しいだろう? くくっ、お互い様だよ」

抱き締められ、首筋に舌が這う。

「や、やめて!」

「あぁ、奈津美ちゃんだ、本当に奈津美ちゃんだ……」

何もかもが薄気味悪く、激しい息遣いが吐き気をもよおす。セーターの上から乳房を掴まれ虫酸が走った。

「あぁ……奈津美ちゃん…好きだよ、好きだよ」

気持ちの悪い唇が、首筋を這い、酒臭い息がかかった。

「やめて!」

「慰めてあげるよ、ね? 奈津美ちゃん、気持ちいいことしよう」

硬いものを太股に擦り付けながら、セーターの中手を入れてきた。乳房を鷲掴みにされる。

「いやっ!触らないで!」

押し退ける両手が空を切った。


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