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ドアの隙間
第6章 長い夜。
「奈津美ちゃん……あぁ、夢にまで見た奈津美ちゃんのおっぱいだ、どれ、店長さんに見せてごらん?」
ブラジャーのホックが外され、下品な唇が乳首を吸った。
「見事なボインちゃんだねぇ、若くて張りがある。かわいい乳首、ほら、立ってる立ってる」
舌の先がれろれろと動いた。
「穢らわしい!」
汚される、この最悪な男に……
「奈津美ちゃん、つぎは奈津美ちゃんの、お○○こも、いっぱいいっぱい舐めてあげるからね……でも少し待って……あぁ、この弾力……」
気持ち悪い舌がよだれをたらしながら乳首を舐め回し、吸い付いてくる。
誰か、誰か助けて、お願い……
「助けて……」
「さあ、そろそろアソコを診察してみようかな、でももうちょっとおっぱいを飲もうかな、あーん」
チュッ、チュッ、チュパッ……
誰か、誰か…
「お義父さんっ! お義父さん助けて!」
「…え、お父さ……っ、うぐぅぅっっ!…うぅぅっ」
一瞬腰を引いた隙に、私は身体をずらし、膝で男の股間を思いきり蹴り上げた。
「な、奈津美ちゃ……」
「アンタみたいな下手な男は初めてよ! この変態野郎!」
私はそう吐き捨て、バッグとダウンを手に勢いよくドアを閉めた。
外へ出て辺りを見回すと、ここが駅の反対側にあるラブホテルだとわかった。
駅を目指してふらふらと歩いた。アイツに舐められた感触が乳房に残っている。
……でも、もうどうでもいい、私の身体なんて。
悟史は帰って来ただろうか。知ってどう感じたのだろうか、子供のこと……
「あ、携帯家に置いてきちゃった」
と同時に裸足でいることに気付き、手に持ったままのコートを着た。
寒い、寂しい
これから何処へ行こうか……
駅にたどり着き、階段の隅に座り込んだ。終電だろうか。帰宅する人の群れが横を通り過ぎてゆく。
イイデスネ、カエルバショガアッテ
膝を抱えて丸くなった。そういえば、前はずっとこうして生きてた。だからきっと平気。そこに戻るだけ。
あの家で過ごした五年間が、霧のように消えてゆく。
きっとすぐに新しい家庭が築かれ、そこに子供の声が響くだろう。
これはきっと罰なんだ。罪を重ねた罰。
店長と楽しんでも良かったかも知れない。
「ふふっ」
あばずれ女……。
何で逃げてきたのよ。
ブラジャーのホックが外され、下品な唇が乳首を吸った。
「見事なボインちゃんだねぇ、若くて張りがある。かわいい乳首、ほら、立ってる立ってる」
舌の先がれろれろと動いた。
「穢らわしい!」
汚される、この最悪な男に……
「奈津美ちゃん、つぎは奈津美ちゃんの、お○○こも、いっぱいいっぱい舐めてあげるからね……でも少し待って……あぁ、この弾力……」
気持ち悪い舌がよだれをたらしながら乳首を舐め回し、吸い付いてくる。
誰か、誰か助けて、お願い……
「助けて……」
「さあ、そろそろアソコを診察してみようかな、でももうちょっとおっぱいを飲もうかな、あーん」
チュッ、チュッ、チュパッ……
誰か、誰か…
「お義父さんっ! お義父さん助けて!」
「…え、お父さ……っ、うぐぅぅっっ!…うぅぅっ」
一瞬腰を引いた隙に、私は身体をずらし、膝で男の股間を思いきり蹴り上げた。
「な、奈津美ちゃ……」
「アンタみたいな下手な男は初めてよ! この変態野郎!」
私はそう吐き捨て、バッグとダウンを手に勢いよくドアを閉めた。
外へ出て辺りを見回すと、ここが駅の反対側にあるラブホテルだとわかった。
駅を目指してふらふらと歩いた。アイツに舐められた感触が乳房に残っている。
……でも、もうどうでもいい、私の身体なんて。
悟史は帰って来ただろうか。知ってどう感じたのだろうか、子供のこと……
「あ、携帯家に置いてきちゃった」
と同時に裸足でいることに気付き、手に持ったままのコートを着た。
寒い、寂しい
これから何処へ行こうか……
駅にたどり着き、階段の隅に座り込んだ。終電だろうか。帰宅する人の群れが横を通り過ぎてゆく。
イイデスネ、カエルバショガアッテ
膝を抱えて丸くなった。そういえば、前はずっとこうして生きてた。だからきっと平気。そこに戻るだけ。
あの家で過ごした五年間が、霧のように消えてゆく。
きっとすぐに新しい家庭が築かれ、そこに子供の声が響くだろう。
これはきっと罰なんだ。罪を重ねた罰。
店長と楽しんでも良かったかも知れない。
「ふふっ」
あばずれ女……。
何で逃げてきたのよ。