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カワリバンコ
第1章 発端
一人、自分の指だけで慰める夜が幾度となくありました。
ひとりうめき声を抑え、果てたあとは、虚しさを感じてしまいます。
このままで“女”を終えてしまうのかと……。
もし出来るのなら、逆に早く私も歳を取り性欲から解放されたいと、思うときもありました。
そんな夜を抱えて過ごしている矢先に、リエちゃん夫婦の仲睦まじい様子を見せられて、つい愚痴がこぼれてしまったのです。
「いいなぁ、リエちゃんたちは仲良くて……うらやましい……うちなんか全然……」
私は酔った勢いで、つい本音を吐いてしまったのです。
ひとりうめき声を抑え、果てたあとは、虚しさを感じてしまいます。
このままで“女”を終えてしまうのかと……。
もし出来るのなら、逆に早く私も歳を取り性欲から解放されたいと、思うときもありました。
そんな夜を抱えて過ごしている矢先に、リエちゃん夫婦の仲睦まじい様子を見せられて、つい愚痴がこぼれてしまったのです。
「いいなぁ、リエちゃんたちは仲良くて……うらやましい……うちなんか全然……」
私は酔った勢いで、つい本音を吐いてしまったのです。