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カワリバンコ
第2章 舌
羨ましい……リエちゃんが羨ましい……。
「トモ君、ずいぶん丁寧ね……」
リエちゃんの声がしました。
私は、はっと我に帰りました。
「だって、リエちゃんが“いつもの通りしろ”って言うから……」
「しょうがないわね……」
リエちゃんの口調からは怒っているようには感じられませんでした。
「クミちゃん。やさしいやり方と、激しいやり方、どっちの方がいい?」
クミちゃんが突然私にたずねました。
え!?
やさしいやり方と、激しいやり方?
どっち……どっちがいんだろう……?
私は天井を見ながらしどろもどに答えました。
リエちゃんの顔が見れなかったのです。
「私は……私はどっちでも……トモ君がいいように……」
「じゃ、トモ君、“あれ”やってあげて」
「トモ君、ずいぶん丁寧ね……」
リエちゃんの声がしました。
私は、はっと我に帰りました。
「だって、リエちゃんが“いつもの通りしろ”って言うから……」
「しょうがないわね……」
リエちゃんの口調からは怒っているようには感じられませんでした。
「クミちゃん。やさしいやり方と、激しいやり方、どっちの方がいい?」
クミちゃんが突然私にたずねました。
え!?
やさしいやり方と、激しいやり方?
どっち……どっちがいんだろう……?
私は天井を見ながらしどろもどに答えました。
リエちゃんの顔が見れなかったのです。
「私は……私はどっちでも……トモ君がいいように……」
「じゃ、トモ君、“あれ”やってあげて」