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背徳の迷宮
第1章 求婚
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「…時間が出来たら。」
真吾は、そう呟くと
私はそれ以上何も言わなかった。
ご両親と仲良くなかったのかもと思いながら。
私は、この重くなった空気を変える為に違う話題を出す事にした。
「真吾?弟さんにご挨拶は?」
「あ!来週の土曜日に会うことになった。」
さっきの真吾より
和んできたのを感じた私は、弟さんの事を聞いて見ることにした。
「どんな弟さんなの?」
すると真吾は、いつもの雰囲気に戻り
思い出しながら話し出していた。
「潤っていうんだ!歳は6つ下。
頭が良くて、意外と兄貴思なんだ…
私が驚く位にね。
ただ…」
「どうしたの?」
会話の途中で一旦やめた真吾に聞き返した。
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