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夏の出来事
第3章 DVD
二人はカレーを食べ終わり、ちづるはコーヒーを入れた。
タクミが色々話して、ちづるはそれを聞いていた。

ちづるは、

「タクミ君、彼女はいないの?
高校生なら、もういるよね、普通。」

と聞いてみた。

「、、、うーん、それっぽいのが、いるような、いないような。」

「? 告白された、とか?」

「そー。」

「で、、付き合ってる?」

「断ろうかなーって思ったら、彼女いないんだからいいじゃん!とか言われて。」

「凄いね~!今時は女の子のが強いのかなぁ。」

「そーかもね。」

と、笑った。
結局、どの程度の付き合いをしているのかは、よく分からなかった。

「ちづちゃんは?旦那とはラブラブ?」

聞かれて、少し動揺した。

「普通、かな。」

とだけ答えた。

「ふーん。」

「仕事が忙しくて、なかなか帰ってこれないのよ。」

「なんの仕事?」

ちづるは空いたお皿をさげながら応える。

「んー? お洋服屋さん。」

「へー。
どれぐらい帰ってないの?」

えーと、、。
最後に隆史が帰ってきたの、いつだっけ? 
ちづるはカレンダーを眺めて日にちを数えた。

「うーんと、、4週間?かなぁ。」

「え、そんなに?」

最後に隆史が帰ってきたのは仕事の資料を取りにだった。
ちづるの居ない時間で、後からメールで
「資料取りたかったから、部屋に入った。」
とだけメールがきていた。

「、、、女でも居たりして。」

タクミが言ってちづるはギクッとした。

今時の子って、、、鋭い。

でも、自分も旦那には女がいる、と、勘づいている事を言い出すと、話がややこしくなりそうなので、隠す事にした。

ちづるはソファーの方へ歩きながら言う。

「あはは。
うちの旦那はそういうタイプじゃないんだよね。
すっごい真面目で、、、」

ソファーに腰をかけようとしながら話している。

もともと嘘は苦手だが、タクミと目を合わさなければ話もしやすい。

ちづるの家のソファーは、中古で買ったもので、後から大きい茶色の布を買い、それをソファーにかけている。

リモコンが布で隠れているのが分からず、ちづるはリモコンの上に腰をかけた。
いつもなら気がつくのに、言い訳のような会話に集中していた為、それに気がつかなかった。

DVD の再生がオンにされた。
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