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夏の出来事
第3章 DVD
昨日観ていたAV が、突然流れた。
赤い縄で縛られた女と、男がSEXをしている。

『はぁ、、はぁはぁ、いい~!い、、イク~』
『はぁ、、はぁ、、俺も、、!ぅう~』

ちづるは驚いた。
タクミも、驚いている。

え、、?え?
なんで、、!?

暫く頭が真っ白になった。

リモコン!?
押した?
、、私!?

ちづるは慌ててリモコンを探す。
ソファーにあったリモコンを手に持ち、急いでDVD を消した。

「、、、。」

二人は沈黙している。

何か言わなきゃ!!

「あ、、あの、、これ、旦那の、、。」

「へー。」

タクミは、冷静だった。
それが、少し怖かった。

「ここで、見てたのかなぁ!?
知らなかった!」

二人はまた暫く沈黙した。

タクミは、何か考えている様子だ。

ハラハラしているちずるの顔を、じっと見つめている。

タクミは思う。

すげー動揺してるなー、、。

少し楽しくなった。

「あんまり帰ってこないんでしょ?旦那さん。」

「、、あ、、、」

さっきの会話を思い出して、ちづるは蒼白した。

「ちづちゃんが観てたんじゃないの?」

タクミは普通な事のように聞いてきた。

「え?私?、、、ちが、、違うよ!」

ちづるは、困惑して、何も答えない。
今にも泣き出しそうな顔だ。

あ、この顔。

タクミは思い出す。
あの日、怪我をした日のちづるの泣き出しそうな顔。

何故かこの顔を見ると、もっといじめたくなる。
もっと困らせたい。
いや、、。
可哀想だから、もうやめとけ。

頭の片隅で分かっているのに、タクミはちづるの顔を見つめ、続ける。

タクミは立ち上がり、ちづるに近づく。
ギクリとしたちづるも慌てて立ち上がる。

「困ってるー。絶対ちづちゃんでしょ?見たの。」

ちづるはタクミの目を見ながら黙って首を横に振った。

「俺、別にいいと思うけど。
女の人がこういうの見たって。」

「あ、、あたし、ちょっと、トイレ、、。」

とにかくその場から逃げようとした。

「待って。」

タクミはちづるの腕を掴んだ。

ちづるは恐る恐る、タクミを見る。
タクミは、ちづるが何か言うのを待っているようだった。

ここまで動揺してしまったら、きっともう、ごまかせない。

ちづるはそう思い、言った。
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