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夏の出来事
第9章 3日後
ちづるとタクミは、また会う約束をした。

それが今日、日曜日の午後4時。

あれから4日目。

メッセージをやりとりしてる時は会いたくてしょうがなかった。

なのに、もうすぐ二人で会える、と思うと、ちづるは不安で怖くなってきた。

何が怖いのか、何が不安なのかちづるは自分でもよく分からない。

あまりの緊張から
『やっぱり、会うのやめない?』

と、メッセージを送ってしまった。

タクミからすぐに返信がきた。

『なんで?』

『なんか、、、不安になってきた。』

『何が?』

『よく分からないけど、、。』

『、、こないだの事で?』

『そうだと思う。』

『やっぱ、気にしてるんだねー、、。』

そんなやりとりをしていた。

すると、
ピンポーン。
ちづるの家のチャイムがなる。

、、、もしかして。

ガチャっと玄関のドアをあけるとタクミがいた。

タクミは笑って

「きちゃったー。」

と言った。

「、、、、。」

「入っていい?」

「ん、、、ぅん。」

タクミとちづるは部屋にむかう。
ちづるは、話さない。

タクミは茶色のソファーに座る。

ちづるは、何となく隣には座れず、じゅうたんに座った。

「元気だった?、、、って、まだ4日しか経ってないけどー。」

「、、、ぅん。」

「、、、怒ってんの?」

「怒ってない、けど、、。」

「けど?」

「、、、。」

言葉がでてこない。
あの日から、沈んでいる。

「、、、タクミ、くん、、。」

「、、ん?」

「タクミ君こそ、気にしないで。」

「? 何を?」
「その、、付き合ってる娘も、いるんでしょ?、、、だから、、ぇっと、、」
「、、、。」
「こないだの、事とか、、気にしないで。」
タクミは静かに笑った。
「なかった事にしましょー、、って、事?」
「、、、。」

ちづるは考えて、言った。

「その方が、いいでしょ?」
少し考えてタクミは言う。
「ちづちゃんは?なかった事にしたい?」
ちづるは暫く考えてから小さく言う。
「分かんない。」
「俺、最後に言ったよね?ちづちゃんの事、好きだって。
ちづちゃんは?俺の事、好き?嫌い?」
「、、、好き、だと思う。
でも、変なとこ、ばっかり、見られちゃうの、嫌なんだもん、、、。」
「そんな事、ないよ。」
「、、、あるよ。」

それを聞いたタクミは暫く何か考えている様子だ。
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