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夏の出来事
第9章 3日後
タクミは

「ん、。無理強いは、しないよ。
、、、無理させるのも、嫌だし。」

と言った。

ちづるはタクミの意外な言葉に困惑した。

、、え?
どういう、事?

ちづるは、動揺している。

「ちづちゃんが、決めていいよ。」

とタクミは言った。

!!
決める、、って。
会う、とか別れる、とか、、?

あたし、どうしたいんだっけ?

「、、大丈夫?」

「、、ぅん、、。」

結局どうしたいのか分からない。

「俺に、今、出ていってほしい?」

ちづるは首を横に振った。
そしてタクミに言う。

「聞きたいこと、、、。
あるんだけど。」

「うん?」

「ぁの、、、
タクミ君、こないだ、どうしてエッチしたがらなかったの?」

「え?」

「ずっと、気になってたの、、。」

タクミはちづるの言葉が意外だった。

タクミはSEXをしたくなかった訳ではない。
ただ、SEX したい気持ち以上に、ちづるを苛めたい、辱しめたい気持ちのが強かっただけだ。

タクミは家に帰ってから、ちづるを思い出しオナニーをした。

タクミは自分がいつ、何処で誰とイくかを重要視していなかった。

「ね、隣に座って?」

ちづるは立ち上がり隣に座る。

「ちづちゃん、エッチしたかった?


ちづるはうつむいている。

「あは。今日も答えてくれないの?」

「、、すると、思ったの、あの日。」

タクミ君のキスを受け入れて、、。
流れで、エッチをする。
そう思ってたのに、、、。

「じゃあ、しようよ。」

「、、っ、!?」 

タクミのストレートすぎる言葉にちづるは困惑している。

「ね?」

「、、、ぇ、と、、、。」

「? 生理?」

ちづるは首を横に振る。

「じゃー、しよ? ね? 」

タクミは顔を近づけて言った。

ちづるは考える。  

エッチって、こんな話し合ってするか、しないか決めるものだっけ?
普通は、、、。  

普通は、なんだろう?

それは誰にとっての普通だろう。

黙るちづるを見てタクミは言う。

「嫌なら、しないよ。」
 
「嫌、じゃない、、。」

「ちづちゃんが決めて。」

「、、!っ、、、。」

どうしよう、、。

タクミはちづるを眺めて、言葉を待っている。

「、、、、する。」

ちづるは呟いた。
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