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夏の出来事
第11章 拘束
「、、え、と、、。」

タクミは、自分の腕の中でなかなか言葉を見つけられないちづるを黙って見ている。

「、、、あの、タクミ君は、女の人を縛った事、ある?」

「え?」

「あ、、、あの、、、。」

「あぁ、縄とか、拘束?って事か。
あるよ。」

「、、あるの!?」

ちづるは驚いた。

18才で、どれだけ経験してるの!?
それが、今時の子達なの?
私が経験不足なだけ、、?

ちづるは驚いている。

タクミは

「昔、付き合ってた子がSMやりたいって言い出してさ。
でもその子、俺の事も縛りたい、って言い出してー。やらせてあげたけど微妙でさー。
俺その時に自分はSだって気がついたんだよね。」

ちづるは、目を丸くして話を聞いている。

「そう、、、。
なんか、凄いね、、。」

タクミはちづるをじっと見て、ニヤニヤして言う。

「縛られたいんでしょ。」

「、、ぇ、、と、、。」

、、、なんで分かるんだろう、、。
ちづるはドキドキしていた。

「ちづちゃんは、ドのつくMだよね。」

「、、、ぇ?、、分かんないよ。」

「俺には分かる。」

「、、、。」

「じゃあ、お願い、して?」
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