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第4章 4

「ねえ、何でそれで彩さんが気にすんの？俺は彼女たちに気持ちいいセックスを提供してはきたけど、付き合ったりとかはできないってちゃんと説明したよ？」

「じゃあどうしてもめてるのよ。本気で瀬田くんのことを好きな子が何人かいたってことでしょう？」

「だからぁ！何でそれで彩さんが関係するんだよ！俺はずっと彩さんが好きだったの！けど年上だし、経験豊富そうだし、彩さんに釣り合うには経験積んどかなきゃって思って、それで協力してもらったんだよ！それの何がいけないの？彩さんだって気持ち良かったでしょ？」

やっぱり分かってはもらえないよね。
だって瀬田くんの言い分も間違ってはいないんだもの。

「だけど……彼女たちは傷付いてるわ」

「……分かった。つまり、彩さんは俺よりその名前も顔も知らない女の子たちのが大事だって言うんだね」