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束縛されるなら君に
第5章 5
しらばっくれたほうがいいのだろうか。
でも証拠があるのかどうかもわからない。
迂闊に何か喋るのは得策じゃない気がする。
「先生、blue……知ってるでしょ?」
「blue…?」
「バーのblue。あのお店、私の父がオーナーなんです。……だから瀬田くんのお兄さんが店長をしてるのも、瀬田くんが時々アルバイトしてるのも知ってるんです」
そうか。茶髪の女子生徒が確か話してた。
松田菜緒はお嬢様だって。
それを聞けば納得だ。
「父と一緒に時々開店前のblueに行ったことがあるんです。そこで瀬田くんに初めて会いました。よくない噂は聞いていたけど、彼に惹かれるのをとめられなかった。……お願い、先生。私から言ったって瀬田くんは私を抱いてくれない。でも先生からなら……」
でも証拠があるのかどうかもわからない。
迂闊に何か喋るのは得策じゃない気がする。
「先生、blue……知ってるでしょ?」
「blue…?」
「バーのblue。あのお店、私の父がオーナーなんです。……だから瀬田くんのお兄さんが店長をしてるのも、瀬田くんが時々アルバイトしてるのも知ってるんです」
そうか。茶髪の女子生徒が確か話してた。
松田菜緒はお嬢様だって。
それを聞けば納得だ。
「父と一緒に時々開店前のblueに行ったことがあるんです。そこで瀬田くんに初めて会いました。よくない噂は聞いていたけど、彼に惹かれるのをとめられなかった。……お願い、先生。私から言ったって瀬田くんは私を抱いてくれない。でも先生からなら……」