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穢れ貴き美しき
第2章 いつも決まった時間
私は泣きながら返事を待っていた。

<美貴ちゃんいろいろ考えすぎて泣いてるんじゃない?>


<なんでわかったの?>

私はびっくりして一瞬固まってしまった。


<美貴ちゃんのことはなんでもわかるよ>

彼は得意げに返してくる。


<本当嬉しい>


嬉しいけど、何で彼がわかったかのかは本当にわからない。



<何で泣いてるってわかったの?>


私は不思議に思いながらまた訊いてみた。


<なんでって美貴ちゃんのこと好きだからわかるんだよ>

勇介くん―――

<ありがとう。嬉しくてまた涙出てきちゃうよ>


私は彼とずっと一緒にいたい気持ちでしょうがない。
こんな気持ちになったのは初めてのような気がする。
今までに恋は何度もしてきた。でも心から相手のことを愛しいって、優しい気持ちになれたのは勇介くんが初めてだよ?
彼にもっと私のことを知ってほしいし、私ももっと彼のこと知りたいって思うよ。


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