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穢れ貴き美しき
第2章 いつも決まった時間

私はドキドキしながら彼に電話で訊いてみることにした。親はもう仕事に行っているので、少しの間だがまた彼と電話することができる。
「ねぇ勇介くん」
私は胸を高鳴らしながら、大好きな大好きな名前を呼ぶ。
「どうしたの、美貴ちゃん」
俺はいきなり名前を呼ばれ、びっくりした表情で訊き返す。
「勇介くんのこともっと知りたいなぁ」
私は何を言われるのか、楽しみに思う気持ちと少し怖い気持ちと半々で言ってみる。
「結婚する約束したじゃん?でも俺、バツイチなんだよね」
俺は駄目もとで本当のことを答える。
「・・・バツイチなの?」
勇介くん童貞って言ってた・・・よね?
思いがけない彼の言葉に、私は頭が真っ白になる。
「うん。嫌だよね」
美貴ちゃんに最初に言えなかった。駄目だろうなと確信をする。
「ぜーんぜん嫌じゃないよ!」
私はバツイチってことを打ち明けてくれた彼をもっと好きになっていく。
普通は言えないことなのに、ちゃんと言ってくれたからだ。
それだけ本気で愛してくれてるんだって思うと涙がこぼれた。
私は思う。バツイチっていったて、婚約届という紙切れを一枚書くだけだから二人が一緒に暮らせればそれでいいと。
「ねぇ勇介くん」
私は胸を高鳴らしながら、大好きな大好きな名前を呼ぶ。
「どうしたの、美貴ちゃん」
俺はいきなり名前を呼ばれ、びっくりした表情で訊き返す。
「勇介くんのこともっと知りたいなぁ」
私は何を言われるのか、楽しみに思う気持ちと少し怖い気持ちと半々で言ってみる。
「結婚する約束したじゃん?でも俺、バツイチなんだよね」
俺は駄目もとで本当のことを答える。
「・・・バツイチなの?」
勇介くん童貞って言ってた・・・よね?
思いがけない彼の言葉に、私は頭が真っ白になる。
「うん。嫌だよね」
美貴ちゃんに最初に言えなかった。駄目だろうなと確信をする。
「ぜーんぜん嫌じゃないよ!」
私はバツイチってことを打ち明けてくれた彼をもっと好きになっていく。
普通は言えないことなのに、ちゃんと言ってくれたからだ。
それだけ本気で愛してくれてるんだって思うと涙がこぼれた。
私は思う。バツイチっていったて、婚約届という紙切れを一枚書くだけだから二人が一緒に暮らせればそれでいいと。

