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穢れ貴き美しき
第3章 いつもと違う時間に電話
「私ね、勇介くんがいないとダメみたい」

私はドキドキしながらやっと言った。


「俺もだよ」

勇介くん・・・・

私、本当にもう・・・・

「よかった」

私はホッとした。


「美貴ちゃん眠いの?」


「大丈夫。少し寝かけてただけ・・・」

私は勇介くんに悪いと思い、顔を洗った。


「40分になったら友達が迎えに来るから、来たら今日は休むって言ってくるね」


「うん、 わかった」


「あ、来たかも。 隣だから玄関開ける音聞こえるんだ・・・」


案の定すぐに家のチャイムが鳴る。
ピンポン・・・・

「待っててね」

私は電話を繋いだまま、携帯を枕元に置いて玄関に向かう。

「うん」

・・・・・・・・・・・・・・・


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