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恋愛無双ーレンアイムソウー
第1章 12月初旬


午前7時半

目覚ましの音で目を覚ます。


「いててて……」


昨夜は結局、我慢出来ずにゲームをした。


ーーー徹夜しなければいーんだし。


麗しの諸葛亮様と対面して興奮する結子は
入浴するのも忘れてゲームに勤しみ
気付けばカーペットの上で眠っていた。


ーーー腰いたぁ……


腰を擦っていると部屋の襖が叩かれる。


「ゆいこー起きたかー?」

「うーん…」

「開けるぞー?」

「ふぁーい…」


欠伸をしながら応えると
襖が遠慮なく開けられた。


「……お前は……ゲームしたな」

「…てへっ」

「……それより風呂入ってないだろ。
その頭どうにかしてこい!」

「はーい」

「早くしねぇと朝飯抜きやぞ」


珍しく低い声色を出して凄んだ表情の父親に
怯えながら結子は浴室に向かった。


_______


入浴を終えて髪を乾かして
結子は自分が思うお洒落な服に着替えた。

ニットのセーターにロングスカート。


ーーーよし、お洒落!


満足げな表情でリビングに入って来た
結子を見て父親は
あからさまに顔をしかめた。


「結子、それはお洒落か?」

「うん。どお?」

「お前の思う最高のお洒落なのか?」

「うん。最高に……」

「却下。着替えろ」

「え。何で!」


結子より先に父親が結子の部屋へ向かう。


「ちょ、待ってよ」

「確か…親父と食事した時に
ワンピース買ってもらったろ。
あれ…どこ行った……」

「えー。あれ、丈が短いもん」

「…女の子なんだからいいだろーが」

「もう女の子って年じゃないし…」


結子がブツブツ言っていると
ワンピースを見つけた父親がニヤリと笑う。


「ほら見つけた。着替えて来いよ」

「うーん…」

「今日一日コレ着て過ごせたら
欲しい物買ってやろーと思ったけど……」

「着ます着ます。喜んで着ますとも!」

「それは良かった。急げよ」


父親はリビングに戻って行った。


ーーー欲しい物かぁ……
何にしよーかなぁ……


ニヤニヤしながら着替えを済ませると
父親もスーツに着替えていた。


「お父さんはスーツ?」

「あぁ。さ、朝飯にしよ。服にこぼすなよ」


大人しく朝食を済ませてから
歯を磨き、薄く化粧を施す。


「ゆいこー行くぞー」

慣れないヒールに足を突っ込んで家を出た。

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